2016年 敏感肌コスメの市場分析調査

―“機能性”と“高保湿性”を軸に市場が急拡大―

商品番号 mr210160303
価格 ¥ 95,700 税込
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概要
【調査主旨】
◆2015年度の敏感肌コスメ市場は前年度比6.9%増の639億円で、調査を開始した2006年度以来最も高い伸長率となった。

◆同市場が2015年度に大きく成長した要因としては、敏感肌コスメでありながら美白ケアやエイジングケアなどの機能性を追求した商品が増加傾向にあることが挙げられる。また高保湿性を訴求した商品が、敏感肌だけでなく乾燥肌などのさまざまな肌質かつ幅広い年代の顧客から支持を集めていることも要因のひとつである。

◆主要企業の動向をみると、ディセンシアや第一三共ヘルスケアが非常に好調に推移している。ディセンシアは前年度比62.5%増で推移。機能性アイテムを展開する「アヤナス」「サエル」が飛躍的に成長している。また第一三共ヘルスケアについては、前年度比35.6%増で推移。高保湿性を訴求する「ミノン」「ミノンアミノモイスト」を刷新し、積極的に販促活動を行ったことで売上が伸長している。このほか好調な企業としては日本ロレアルが挙げられ、同社は前年度比30.4%増で推移。これは、新商品の投入によるラインアップの拡充や、各販売チャネルで積極的な販促活動を行ったことが要因である。

◆2016年度(見込)については、前年度比5.3%増の673億円となる見込み。2015年度に引き続き、機能性や高保湿性を追求した商品が伸長する見通しである。特に近年では、機能性スキンケアアイテムを展開しているブランドが、スキンケアと同じく機能性を追求したベースメイクアイテムを投入するケースが増加していることから、スキンケア分野だけでなくメイクアップ分野についても成長が見込まれる。また、敏感肌を引き起こす原因をより具体的に分析し、外的要因である“環境ストレス”や内的要因である“心理的ストレス”などにアプローチする動きがみられる。こうした要因は、現代の消費者にとっては切り離せない身近な問題であることから、敏感肌コスメのターゲットが一層拡大し、市場の成長を底上げするとみられる。

◆当資料では、近年急速に拡大している敏感肌コスメ市場について徹底調査。主要各社の商品動向やマーケット(ブランド別、分野・種類・機能別、チャネル別)を分析するとともに、今後の方向性についてまとめている。


目次
【調査概要】
【市場編】
1.調査範囲
 1)敏感肌の定義
 2)調査対象商品
 3)調査対象企業
2.主要企業の参入・開発動向
 1)市場背景と参入経緯
 2)主要企業の開発動向
3.消費者の意識と実態
 1)自称敏感肌の割合
 2)敏感肌の原因・理由
 3)敏感肌用化粧品の使用状況・使用意向
4.敏感肌コスメの市場分析
 1)敏感肌コスメの市場規模
 2)企業別シェア
 3)ブランド別シェア
 4)分野別市場規模
 5)種類別市場規模
 6)機能別市場規模
 7)チャネル別市場規模
5.敏感肌コスメのブランド分析
 1)ブランドポジション
 2)主要ブランドの処方・試験
 3)主要ブランドのコンセプト
 4)主要ブランドの新製品発売状況
6.敏感肌コスメの品目分析
 1)分野別・種類別展開状況
 2)企業別展開状況
 3)価格帯別展開状況
7.敏感肌コスメの販売方法分析
 1)販売チャネル
 2)販促活動
8.今後の展開
 1)敏感肌コスメの今後の市場性
 2)主要企業の今後の方向性

【個別企業編】
◆株式会社資生堂
◆花王株式会社
◆株式会社カネボウ化粧品
◆株式会社ピエールファーブルジャポン
◆常盤薬品工業株式会社
◆株式会社アユーララボラトリーズ
◆ロート製薬株式会社
◆全薬工業株式会社
◆持田ヘルスケア株式会社
◆第一三共ヘルスケア株式会社
◆佐藤製薬株式会社
◆株式会社ファンケル
◆株式会社イプサ
◆株式会社ディセンシア
◆日本ロレアル株式会社
◆マルホ株式会社

―調査項目(各社共通)―
1.ブランド概要
2.開発経緯
3.品目分析
4.ブランド分析
 1)処方・試験
 2)コンセプト
5.販売高
 1)ブランド別販売高
 2)分野別販売高
 3)チャネル別販売高
6.販売方法
7.今後の展開


資料体裁:A4判 132頁
発 刊 日:2016年7月22日