シェア固めを狙う大手企業、中堅企業の巻き返しはなるか?
2011年 通販化粧品の市場分析調査

商品番号 mr210110006
価格 ¥ 95,700 税込
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概要
2009年度(2009年12月~2010年11月に迎えた決算を対象)の通販化粧品市場は前年度比7.0%増の3,053億円。伸長率は2000年以降で最も高い水準だった2008年度に及ばなかったものの、依然として高い成長率を維持し、販売高は3,000億円を突破している。
主要企業別にみると、トップシェアは前年度に引き続きDHCで、主力商品のリニューアルと「薬用Qシリーズ」の発売が寄与し堅調に推移した。第2位にはオルビスを抜いて悠香が踊り出ている。同社は折込チラシとTVCMを積極的に活用したことが奏功した。このほか、ガシー・レンカー・ジャパン、ドクターシーラボ、新日本製薬などもTVCMを中心に露出を高めたことで主力商品が売上を伸ばした。一方、老舗企業のファンケル、オルビス、アテニア、エイボン・プロダクツなどは、消費低迷と競争激化により主力商品以外のアイテムが苦戦を強いられ、減少推移している。
今後の市場予測としては、成長率はやや鈍化するものの、少なくともこの先3年間は5%前後の成長率を維持する見通し。ただし、2009年度において前年度割れした企業の数は2008年度よりも増加しており、企業間の好不調の差がよりいっそう鮮明になっている。このため今後は、一部の企業が業績を大きく伸ばす一方で、競争の激化に伴い縮小や撤退を余儀なくされる企業が増加するとみられる。
今後の通販化粧品市場に影響を与えるプラス要因としては、(1)外資系企業や国内制度系企業(特にアウトオブブランドや通販専門の子会社)による通販チャネルの強化、(2)異業種企業の新規参入の増加による市場の活性化、(3)中高年層によるネット通販の利用者増加、(4)テレビ通販番組の放送枠拡大が挙げられる。一方、マイナス要因としては、(1)ヒット商品の一巡、(2)景気の低迷に伴う消費者の低価格志向および購入単価の下落、(3)売上高重視の施策から収益性重視の施策への転換、(4)新規顧客獲得数の鈍化を挙げることができる。
当資料では、今後も高い成長性と激しい競争が予想される通販化粧品市場について、大手通販企業から中堅企業、新規参入企業までを調査。最新の売上高をはじめ、新規参入状況、商品展開、使用媒体、顧客サービスなど、各社の新規顧客獲得から優良顧客囲い込みのためのさまざまな施策について多角的に分析している。

目次
市場編
1.調査概要
1) 調査目的
2) 調査対象媒体
3) 調査対象商品
4) 調査対象企業
5) 調査方法
6) 調査期間
7) その他の留意点
2.通販市場の概況
3.通販化粧品市場の概況
1) 通販化粧品市場への参入経緯
2) 最近の主な動向
3) 最近の主な参入企業
4.通販化粧品の市場分析
1) 通販化粧品の市場規模
2) 通販化粧品の企業別販売高
3) 通販化粧品の分野別販売高
5.通販化粧品の商品分析
1) 分野別・種類別展開状況
2) 主要企業20社の分野別展開状況
3) 主要企業20社の価格帯別展開状況
4) 主要企業20社の商品コンセプト
5) 主要企業20社のターゲット
6) 主要企業20社の新商品発売状況
6.通販化粧品の販売分析
1) 使用媒体
2) 受注・発送業務
3) 販売促進策
7.今後の展開
1) 通販化粧品の今後の市場性
2) 主要企業20社の今後の展開

個別企業編
株式会社ディーエイチシー
オルビス株式会社
株式会社ファンケル
株式会社ドクターシーラボ
株式会社ハーバー研究所
ガシー・レンカー・ジャパン株式会社
株式会社再春館製薬所
株式会社アテニア
株式会社山田養蜂場
株式会社悠香
新日本製薬株式会社
株式会社アイム
ドクタープログラム株式会社
株式会社ニッピコラーゲン化粧品
ジーノ株式会社
株式会社富士フイルムヘルスケアラボラトリー
株式会社キナリ
株式会社ヤマサキ
花王株式会社
小林製薬株式会社
株式会社長寿乃里
有限会社あきゅらいず美養品
株式会社ランクアップ

調査項目(各社共通)
1.会社概要
2.商品一覧
3.商品構成
4.商品コンセプト
5.売上高
6.通販媒体と販促活動
1) 主な通販媒体
2) 割引・特典
7.受注・発送のフロー
8.今後の展開


【巻末データ】 
経済産業省化学工業統計 (2006年~2009年推移)

資料体裁:A4判 176頁
発 刊 日:2011年03月01日