ブランド別・価格帯別・成分別販売高を徹底分析
2011年　美白スキンケアの市場分析調査

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概要
◆2010年度の美白スキンケア市場は、2009年度比1.7％減の2,079億円。消費マインドの回復が厳しい状況下、消費者のトレードダウンや買い控え、節約志向などの購買行動の影響を受け、2年連続で減少推移している。しかしながら、セルフ系や通販系の伸長やオールインワンアイテムの好調を受け、2009年度の落ち込みからは回復基調をみせている。

◆ブランド別にみると、「ブランシール（スペリア）」（カネボウ化粧品）がトップシェアを維持し、「エリクシールホワイト」（資生堂）、「HAKU」（同）、「雪肌精」（コーセー）が続く。

◆価格帯別にみると、細かな消費者ニーズに応えた高価格帯（5,000円以上）と費用対効果を重視する消費者行動に即した商品展開が奏功した低価格帯（2,000円未満）が伸長。一方の中価格帯（2,000～4,999円）は、主力ブランドの低調を受け前年度の実績を下回る結果となった。

◆成分別にみると、シェアトップのビタミンC（誘導体）は、2008年には全体の5割以上を占める美白成分の代表格であったが、近年では各社における新アプローチ成分の導入を背景に減少推移を辿っている。

◆2011年度については、2％程度の伸長が見込まれ、2009年度の水準まで回復する見通し。回復の要因としては、各社で美白アプローチ成分の研究・開発の活発化していることや、その研究結果を踏まえた高い美白効果を持つ機能性商品の細分化や拡充を図っていることが挙げられる。また、低迷を続ける中価格帯ブランドへの資源投資を強化し巻き返しを図っているほか、カウンセリング系企業を中心にネット通販を強化するなど、販路を拡大していることも一因である。

◆当資料では、今後も注目を集める美白スキンケア市場について徹底分析。主要各社の美白アプローチや市場の方向性などを分析している。また、2011年版より新たに価格帯別、成分別販売高のデータを加え、同市場の動向とトレンドを明らかにしている。

目次
【市場編】
　１．調査概要
　　１）調査対象
　　２）参入企業
　　３）価格帯の定義
　　４）成分の定義
　２．美白スキンケアの参入・開発経緯
　３．主要成分の美白アプローチと作用機序
　４．主要ブランドの美白アプローチ
　５．主な新商品の発売状況
　６．最近の主な研究成果
　７．美白スキンケアの市場分析
　　１）美白スキンケアの市場規模
　　２）企業別販売高
　　３）ブランド別販売高
　　４）種類別販売高
　　５）成分別販売高
　　６）価格帯別販売高
　８．美白スキンケアの商品展開状況
　　１）主要企業の品目展開
　　２）種類別品目展開
　　３）価格帯別品目展開
　９．販売方法および販促活動
　１０．今後の市場見通しと展開
　　１）美白スキンケアの今後の市場性
　　２）主要企業の今後の展開

【個別企業編】
　株式会社資生堂
　株式会社カネボウ化粧品
　株式会社コーセー
　花王株式会社
　株式会社アルビオン
　株式会社ポーラ
　エスティローダー株式会社　エスティローダー事業部
　エスティローダー株式会社　クリニークラボラトリーズ
　日本ロレアル株式会社
　パルファン・クリスチャン・ディオール・ジャポン株式会社
　P&Gマックスファクター合同会社
　コーセーコスメポート株式会社
　クラシエホームプロダクツ株式会社
　ロート製薬株式会社
　株式会社ドクターシーラボ
　エイボン･プロダクツ株式会社
　大塚製薬株式会社
　シャネル株式会社
　サンスター株式会社
　株式会社ノエビア
　株式会社ナリス化粧品

＜調査項目＞（各社共通）※一部異なる
　１．美白スキンケアの展開状況
　　１）ブランド概要
　　２）ブランド・商品発売経緯
　　３）種類別・価格帯別展開状況
　２．ブランド分析
　３．美白スキンケアの販売状況
　　１）ブランド別販売高
　　２）種類別販売高
　　３）成分別販売高
　　４）価格帯別販売高
　４．販売方法および販促活動
　５．今後の展開

資料体裁：Ａ４判　127頁
発 刊 日：2011年09月14日