企業主導型から消費者主導型のブランディングへ
2012年 通販化粧品の市場分析調査

商品番号 mr210120014
価格 ¥ 95,700 税込
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概要
◆2010年度(2010年12月~2011年11月に迎えた決算を対象)の通販化粧品市場は前年度比3.2%増の3,152億円。販売高は過去最高を更新したものの、前年度比伸長率は2000年以降で最も低い水準となった。その主な要因としては、2011年3月に起った東日本大震災に伴う流通の混乱や各種キャンペーン・宣伝広告の自粛、消費者の買い控えの影響などが挙げられる。また、昨今の大手制度品メーカーを中心とした低価格競争の余波を受けたほか、シェア第2位の悠香がアレルギー発症問題で販売高を大きく落としたことも成長率鈍化の一因となった。

◆2011年度についても、上期に東日本大震災の影響を受けた企業が多いことなどから2%程度の成長率にとどまる見通し。ただし、通販化粧品市場がこのまま頭打ちになるかといえばそうではなく、むしろ2011年度を次の成長ステージに進むための準備期間として各社はウェブマーケティングの強化やブランドの再構築を図っており、2012年度以降は再び活況を取り戻す見通しである。

◆今後の通販化粧品市場に影響を与えるプラス要因としては、(1)スマートフォンの普及によるネット通販の浸透、(2)異業種企業の新規参入の増加による市場の活性化、(3)外資系企業や国内制度系企業による通販チャネルの強化が挙げられる。一方、マイナス要因としては、(1)ヒット商品の一巡、(2)景気の低迷に伴う消費者の低価格志向および購入単価の下落、(3)店販系ブランドとの競合、(4)テレビ通販の総量制限、などが挙げられる。

◆こうした市場環境のなか、今後特に重要となってくるのはウェブマーケティングと消費者主導型のブランディングである。近年、消費者は企業が一方的に発信する情報よりも友人や知人、同じブランド・商品を使用するユーザーの声に信頼を寄せるようになっており、ユーザー同士の横のつながりをますます重視するようになっている。このため各企業はソーシャルメディアを積極的に活用し、消費者との双方向的なコミュニケーションに努めている。現在はまだ売上に直結する仕組みを作り上げている企業は少なく各社とも模索の段階ではあるが、今後ソーシャルメディアは≪新規顧客の獲得→既存顧客のリピート化→リピート顧客のファン化≫の流れをサポートしていくうえで不可欠である。

◆当資料では、今後も成長が見込まれる通販化粧品市場について、大手通販企業から中堅企業、新規参入企業までを調査。最新の販売高をはじめ、商品展開、使用媒体、SNSの活用状況、顧客サービスなど、各社の≪新規顧客の獲得→既存顧客のリピート化→リピート顧客のファン化≫のためのさまざまな施策について多角的に分析している。

目次

【市場編】
 1.調査概要
  1) 調査目的
  2) 調査対象媒体
  3) 調査対象商品
  4) 調査対象企業
  5) 調査方法
  6) 調査期間
  7) その他の留意点
 2.通販市場の概況
 3.通販化粧品市場の概況
  1) 通販化粧品市場への参入経緯
  2) 最近の主な動向
 4.通販化粧品の市場分析
  1) 通販化粧品の市場規模
  2) 通販化粧品の企業別販売高
  3) 通販化粧品のブランド別販売高
  4) 通販化粧品の分野別・種類別販売高
 5.通販化粧品の商品分析
  1) 主要企業20社の商品展開状況
  2) 主要企業20社の分野別展開状況
  3) 主要企業20社の種類別展開状況
  4) 主要企業20社の価格帯別展開状況
  5) 主要企業20社のブランドコンセプト
  6) 主要企業20社の新商品発売状況
 6.通販化粧品の販売方法分析
  1) 主な通販媒体
  2) 受注・発送業務
  3) 販売促進策
 7.今後の展開
  1) 通販化粧品の今後の市場性
  2) 主要企業20社の今後の展開

【個別企業編】
 ●株式会社ディーエイチシー
 ●オルビス株式会社
 ●株式会社ファンケル
 ●株式会社ドクターシーラボ
 ●株式会社ハーバー研究所
 ●ガシー・レンカー・ジャパン株式会社
 ●株式会社再春館製薬所
 ●株式会社アテニア
 ●株式会社山田養蜂場
 ●株式会社悠香
 ●新日本製薬株式会社
 ●株式会社アイム
 ●ドクタープログラム株式会社
 ●株式会社ニッピコラーゲン化粧品
 ●ジーノ株式会社
 ●株式会社富士フイルムヘルスケアラボラトリー
 ●株式会社キナリ
 ●株式会社ヤマサキ
 ●花王株式会社
 ●小林製薬株式会社
 ●その他の注目企業
  長寿乃里  あきゅらいず美養品  ランクアップ  ピュール  アンファー
  サントリーウエルネス  バスクリン  イプサ  アユーララボラトリーズ
  日本ロレアル  エスティローダー  コーセー  カネボウ化粧品  資生堂

 《調査項目(各社共通)》
  1.企業概要
  2.展開ブランド
   1) ブランド概要
   2) ブランドコンセプト
  3.商品構成
  4.販売高
   1) 総販売高
   2) 通販チャネルの販売高
   3) 通販化粧品の販売高
  5.販売方法
   1) 主な通販媒体
   2) 主な顧客サービス
  6.受注・発送のフロー
  7.今後の展開

資料体裁:A4判 165頁
発 刊 日:2012年1月20日