概要
【調査主旨】 ◆国内農薬市場は飽和状態であり、今後大きな伸びは見られないと思われる。その反動を受け、各社は国内から海外への市場転換を継続して進めている。中でも近年、新興国、いわゆる中国、韓国、インド等のアジア地域、ブラジル、アルゼンチンなどの南米への販売ネットワークの構築や生産拠点の新設に関する動きが見られる。 ◆例えば、住友化学はブエノスアイレス支店〈アルゼンチン〉を新設し、南米地域をひとつの軸とした同地域での売上拡大を進めていくとしている。また、日産化学工業は日産化学制品(上海)有限公司の営業を開始し、成長市場である中国の農業マーケットに注力していく。さらに、エス・ディー・エスバイオテックは、「ダコニール」事業においてインドネシア、インド、スリランカ、中国向けの拡販に取り組み、除草剤のベンゾビシクロンに関しては米国、欧州、中国、韓国、中南米での販売を強化・拡大していく計画となっている。 ◆上記のように、各企業は既存市場の拡大や新規市場の開拓を積極的に推進していくことに注力し、それぞれの地域に応じた販売ネットワーク、生産基盤の確立を推進していく。この結果として、成長する海外市場(アジアや南米などの新興国を含む)でのさらなる売上拡大を進めていく。 ◆本資料では主要大手の国内における事業推進体制、R&Dの推進体制、R&D資源投入状況、主要提携展開、海外事業の動向及び事業戦略の方向性を実査・分析している。また、当調査より総括編において農薬の国内市場分析及び国内農薬市場予測の項目を設けた。さらに、個別企業編では、各社の農薬海外売上を追加している。 【調査対象】 農薬(殺虫剤、殺菌剤、除草剤、植物成長調整剤、他) 目次 【総括編】 1.調査概要 1)農薬の調査対象範囲 2)日本における農作物の状況 2.農薬市場への参入状況 1)参入状況と展開状況 2)種類別製品分析 3)剤型別製品分析 3.農薬の国内市場分析 1)種類別市場規模 2)企業別シェア(国内) 3)企業別農薬事業の位置づけ(海外売上分含む) 4)調査対象企業における種類別売上ランキング(海外売上分含む) 4.R&D資源投入状況 5.調査対象企業の新規農薬登録状況 1)種類別登録状況 2)企業別登録状況 3)剤型別登録状況 6.調査対象企業の主要提携状況 7.調査対象企業の農薬関連会社の役割分担 8.今後の市場性 1)国内農薬市場予測(2014年度〜2016年度) 2)主要企業の今後の事業戦略 【個別企業編】 ≪専業≫ ◆アグロカネショウ ◆潟Gス・ディー・エスバイオテック ◆協友アグリ ◆クミアイ化学工業 ◆サンケイ化学 ◆シンジェンタジャパン ◆ダウ・ケミカル日本梶Eダウ・アグロサイエンス事業部門 ◆日本農薬 ◆バイエルクロップサイエンス ◆北興化学工業 ◆三井化学アグロ ≪兼業≫ ◆石原産業 ◆イハラケミカル工業 ◆住友化学 ◆デュポン ◆日産化学工業 ◆日本化薬 ◆日本曹達 ◆BASFジャパン ―調査項目〈各社共通〉― 1.企業概要 2.製品分析 3.農薬事業の売上高 4.農薬事業の推進体制 1)R&D体制 2)R&D費用と人員 3)R&D展開状況 4)生産体制 5)販売体制 5.農薬事業戦略の方向性 注)殺菌殺虫剤はその他に含む。 資料体裁:A4判 136頁 発 刊 日:2014年5月30日 頒 価:87,000円(税抜) ![]() おすすめ商品
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