概要
【調査主旨】 ◆世界的な人口増加により食糧確保が大きな課題となっている中、農薬需要は世界規模で飛躍的な高まりをみせている。ただし、国内市場は成熟にあるため、参入各社は生き残りをかけてアジアや南米など拡大する市場を狙い、海外展開を競っている。例えば、日本農薬は、2015年3月にインドの農薬製造販売会社を完全子会社化し、本格的な販売に乗り出している。住友化学は、2014年に除草剤フルミオキサジンで種子世界大手の米・モンサントと提携を強化し、北米や南米を中心に売り上げの拡大を目指すとしている。 ◆一方、国内市場に向けては、環境負荷の低減化に適した農薬など高機能製品の開発を推し進めている。また、残効性を高め散布の手間を低減化できる薬剤や、広域な種類の雑草に効果を発揮することで作業の効率化が図れる製品などの開発に力を注いでいる。 ◆このほか、台風や豪雨、気温の上昇などの異常気象が引き起こす作物への影響が増す中、日本農薬やクミアイ化学工業は、高温や干ばつなどの植物の環境ストレスに対応する化合物の研究開発に着手している。 ◆このように国内参入各社は、それぞれに得意な技術を活かし、独自のグローバル戦略をもって国内外の市場に挑んでいる。 ◆本資料では、国内農薬メーカーの主要19社を取り上げ、各社の事業推進体制、農薬事業売上高、R&D展開状況、主要提携状況、海外事業展開の動向及び今後の事業戦略の方向性を実査・分析している。 【調査対象品目】 農薬(殺虫剤、殺菌剤、除草剤、植物成長調整剤、他) 目次 【調査概要】 【総括編】 1.調査対象範囲 2.農薬市場への参入状況 1)調査対象企業の製品展開状況 2)調査対象企業の農薬事業比率 3.農薬登録状況 1)種類別 2)剤型別 3)企業別 4)調査対象企業の農薬登録状況 4.調査対象企業の農薬事業売上高 1)農薬国内出荷額推移 2)調査対象企業の農薬事業売上高ランキング 3)地域別農薬売上構成比 4)調査対象企業の種類別売上高ランキング 5.調査対象企業のR&D資源投入状況 6.農薬の新規登録状況 1)種類別 2)剤型別 3)企業別 7.調査対象企業の主要提携状況 8.調査対象企業の農薬関連会社 9.調査対象企業の海外拠点展開状況 10.今後の市場性 1)今後の国内市場予測 2)調査対象企業の今後の事業戦略の方向性 【個別企業編】 ◆専業 ◇アグロ カネショウ株式会社 ◇株式会社エス・ディー・エス バイオテック ◇協友アグリ株式会社 ◇クミアイ化学工業株式会社 ◇サンケイ化学株式会社 ◇シンジェンタジャパン株式会社 ◇ダウ・ケミカル日本株式会社 ダウ・アグロサイエンス事業部門 ◇日本農薬株式会社 ◇バイエルクロップサイエンス株式会社 ◇北興化学工業株式会社 ◇三井化学アグロ株式会社 ◆兼業 ◇石原産業株式会社 ◇イハラケミカル工業株式会社 ◇住友化学株式会社 ◇デュポン株式会社 ◇日産化学工業株式会社 ◇日本化薬株式会社 ◇日本曹達株式会社 ◇BASFジャパン株式会社 ―調査項目(各社共通項目)― 1.企業概要 2.製品分析 1)製品展開状況 2)農薬登録状況 3.事業推進体制 1)R&D体制 2)生産体制 3)販売体制 4)海外事業体制 4.農薬事業の売上高 1)地域別売上高 2)種類別売上高 5.R&D展開状況 1)R&D資源投入状況 2)新規登録状況 3)主要提携状況 6.今後の事業戦略の方向性 資料体裁:A4判 166頁 発 刊 日:2015年7月13日 頒 価:87,000円(税抜) ![]() おすすめ商品
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