概要
【調査趣旨】 ◆2018年度のRTDや粉末、希釈などを含めた飲料の総市場規模は前年比0.5%増の4兆5,447億円であった。同市場はここ数年、前年比率0〜4%内の低成長が続いており、飽和状態にある。こうした市場性の中で、年々拡大傾向にあるのが健康ドリンクである。その要因として、日本では高齢化社会の進展や医療費の高騰化などの問題を背景に、消費者の健康に対する意識は高まっており、それに伴い健康食品だけでなく、飲料のジャンルにおいても健康を訴求した商品の投入が活発化したことが挙げられる。 ◆そんな健康ドリンクの中でも、参入企業の活発化や市場の急成長などで注目を集めているのが青汁、豆乳・大豆飲料、プロテインドリンク、酵素・酵母ドリンク、ビネガードリンク、第三のミルクの6カテゴリーである。この健康ドリンク6カテゴリーの市場規模は、2018年度で前年比5.7%増の2,198億5,000万円となり、総市場に占める割合は4.8%であった。また、2009年度と比較すると、市場規模はこの10年間で約2倍に成長。さらに、総市場に占める割合も年々増加傾向にあり、10年間で2.0ポイント増となったことから、飲料総市場における健康ドリンクの位置付けは徐々に強まっているといえる。 ◆そこで、当資料では青汁、豆乳・大豆飲料、プロテインドリンク、酵素・酵母ドリンク、ビネガードリンク、第三のミルクの6カテゴリーをピックアップ。各カテゴリーにおける商品展開状況や参入企業の取り組み、2009年度〜2019年度(見込)までの11ヵ年分の市場規模から今後の市場性まで多角的に調査・分析。今後マーケティングの一助となるデータとして提案する。 【調査対象企業(各カテゴリーの主要メーカー)】 ◆青汁 アサヒ緑健、テレビショッピング研究所、ファビウス、山本漢方製薬、伊藤園、世田谷自然食品、キューサイ、他 ◆豆乳・大豆飲料 キッコーマン、マルサンアイ、スジャータめいらく、ヤクルト本社、大塚食品、ポッカサッポロフード&ビバレッジ、他 ◆プロテインドリンク 明治、味の素、キリンビバレッジ、森永製菓、大塚製薬、ドーム、THINKフィットネス、他 ◆酵素・酵母ドリンク 野草酵素、リバランド、大高酵素、エリカ健康道場、大和酵素、万田発酵、ビーボ、メタボリック、他 ◆ビネガードリンク Mizkan、タマノイ酢、ヤクルト本社、メロディアン、ヤマモリ、セゾンファクトリー、伊藤園、他 ◆第三のミルク 江崎グリコ、ブルボン、ポッカサッポロフード&ビバレッジ、マルサンアイ、筑波乳業、他 【調査期間】 2019年5月〜2020年3月 目次 【調査概要】 【総括】 1.市場概況 2.健康ドリンクの参入状況 3.市場規模 1)飲料総市場における健康ドリンクの位置付け 2)カテゴリー別市場規模推移 4.健康ドリンク市場の攻略ポイント 【カテゴリー編】 ◆青汁 “おいしさの向上”と“ユーザー層・飲用シーンの拡大”が市場拡大の鍵! ◆豆乳・大豆飲料 “健康+α”の訴求と飲用以外の用途が広がる豆乳・大豆飲料市場! ◆プロテインドリンク 女性向け商品の増加、たんぱく質の差別化により市場は拡大! ◆酵素・酵母ドリンク スモールマス市場として確立!今後は説得力のあるエビデンス作りが有効! ◆ビネガードリンク 各社の差別化が加速!今後は果実酢の需要拡大に期待! ◆第三のミルク 植物素材由来の栄養素が手軽に摂取できる点で需要は急拡大! ―調査項目(各カテゴリー共通)― 1.市場概況 1)調査対象範囲 2)参入企業 3)市場背景 2.発売経緯 3.商品一覧 4.アイテム集計 5.商品分析 6.市場規模 1)全体 2)主原料別/種類別/主成分別市場規模推移 3)メーカー別シェア 4)ブランド別シェア 5)規格別 6)チャネル別/目的別/タイプ別(※一部カテゴリーのみ掲載) 7.販促活動 8.今後の市場性 資料体裁:A4判129頁 発刊日:2020年3月19日 ![]() おすすめ商品
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