概要
【調査趣旨】 ◆2019年度のプレバイオティクス素材の市場規模は、前年度比3.4%増の79,100トンなった。同市場は、消費者の腸内環境改善に対する関心の高まりを背景に、拡大を続けている。2019年度のカテゴリー別伸長率を見ると、難消化性デキストリンは前年度比2.0%増、イヌリンは同20.0%増、ガラクトオリゴ糖は同6.8%増、フラクトオリゴ糖は同2.1%増などとなっている。このうち、イヌリンとガラクトオリゴ糖はシンバイオティクスを訴求した商品向けに採用が広がったことで、市場を牽引している。 ◆具体的に見ると、イヌリンを展開するDKSHジャパンは2019年に江崎グリコおよび慶応義塾大学と共同でセミナーを開催。同セミナーでは、イヌリンの優れたプレバイオティクス効果や、ヨーグルトの「BifiX」シリーズ(江崎グリコ)に採用されている実績を示すことで、同素材の売上拡大につなげている。 ◆また、ヤクルト薬品工業は乳酸菌やビフィズス菌などのプロバイオティクス素材を自社で保有していることを活かし、同素材とガラクトオリゴ糖の併用摂取試験を実施。同試験で得られたデータを顧客に示すことで、シンバイオティクス効果を訴求する商品への採用を拡大している。 ◆当資料では、プレバイオティクス素材市場における、各社の素材展開状況、事業の取り組み状況(研究開発、生産、営業)、売上高、主要取引先、今後の展開について多角的に分析。プレバイオティクス素材の市場動向や、ユーザーから求められている素材の把握などに活用できるデータとして提供する。 【調査期間】 2019年12月〜2020年5月 目次 【調査概要】 【集計・分析編】 1.市場概況 1)調査背景と目的 2)調査対象範囲 3)調査対象企業 4)調査方法 2.プレバイオティクス素材の市場規模 1)総市場 2)カテゴリー別 3)企業別 4)用途別 5)カテゴリー別企業別 6)素材別 3.主要企業のプレバイオティクス素材展開状況 1)注力分野と事業展開の特徴 2)プレバイオティクス素材の展開状況 4.主要企業におけるプレバイオティクス素材事業の取り組み状況 1)研究開発面 2)生産面 3)営業面 5.主要企業におけるプレバイオティクス素材の主要取引先 6.今後の展開 1)プレバイオティクス素材の市場性 2)主要企業の今後の展開 32 7.プレバイオティクス素材企業一覧 【個別企業編】 ◆松谷化学工業 ◆DKSHジャパン ◆フジ日本精糖 ◆デュポン・スペシャルティ・プロダクツ ◆太陽化学 ◆イングレディオン・ジャパン ◆蒲ム原 ◆日本製粉 ◆旭化成 ◆竃セ治フードマテリア ◆ヤクルト薬品工業 ◆日新製糖 ◆森永乳業 ◆物産フードサイエンス ◆昭和産業 ◆塩水港精糖 ―調査項目(各社共通)― 1.企業概要 2.プレバイオティクス素材の展開状況 3.プレバイオティクス素材事業の取り組み状況 1)研究開発面 2)主な特許の公開状況 3)生産面 4)営業面 4.売上高 1)素材別 2)用途別 5.主要取引先 6.今後の展開 資料体裁:A4判118頁 発刊日:2020年5月15日 ![]() おすすめ商品
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