概要
【調査趣旨】 ◆2017年度のメディカルフーズ市場(介護食・治療食)は、前年度比2.2%増の602億円規模となった。同市場は、要介護高齢者・生活習慣病患者の増加、在宅介護・医療の推進などを背景に、成長が続いている。このため、各社は、機能性を強化した商品の拡充、在宅向けの販路拡大、介護・医療従事者向けのメニュー提案等に注力し、さらなる需要拡大を図っている ◆分野別で見ると、介護食市場は、病院・施設における調理現場の人手不足、低栄養予防・介護ニーズの高まりを追い風に、好調な推移が続いている。同市場では、さらなる需要拡大を見据え、簡便性・見た目の良さ、栄養機能の強化等を訴求した新商品の投入が活発化している。また、一般消費者向けに、試食会・サンプリング等の店頭販促や通販サイトの充実に努め、在宅介護食の普及・拡大を図る動きもみられる。 ◆一方、治療食では、冷凍弁当・惣菜の宅配・通販サービスを展開する新規参入企業が市場を活性化している。各社は、メニューバリエーションの強化、患者向けの勉強会やカタログ配布による啓蒙活動、病態別の商品提案等を通じて、新規顧客の獲得に努めている。 ◆当資料はこうした動向を踏まえ、メディカルフーズの市場について、分野別(介護食・治療食)、チャネル別、ブランド別の市場データや企業別シェアなどを掲載。さらに、参入各社の商品展開状況、商品政策、販売促進策、および今後の方向性についてレポートしている。今後のメディカルフーズ市場における商品政策やマーケティング活動に資するレポートとなっている。 【調査対象分野】 ◆介護食(UDF(ユニバーサルデザインフード)商品、UDF対象外商品) ◆治療食(カロリー調整、塩分調整、たんぱく調整、他) 【調査期間】 2018年3月〜6月 目次 【調査概要】 【市場編】 1.メディカルフーズの調査対象範囲 2.メディカルフーズの市場概況 1)高齢者の状況 2)65歳以上の要介護(要支援)の認定者数 3)各種介護サービス受給者数の推移 4)主な高齢者施設の施設数推移 5)ユニバーサルデザインフード(UDF)の登録商品数の推移 6)ユニバーサルデザインフード(UDF)の生産額推移 7)メディカルフーズ市場への新規参入状況 3.在宅介護食の普及に向けた取り組み状況 4.メディカルフーズの商品展開状況 1)介護食の商品展開状況 @UDF区分別 A食品カテゴリー別 B形状別 C温度帯別 Dメーカー別 2)治療食の商品展開状況 @訴求ポイント別 A食品カテゴリー別 B形状別 C温度帯別 Dメーカー別 5.メディカルフーズの市場規模 1)総市場規模 2)介護食の市場規模推移 @介護食のUDF区分別市場規模 A介護食の企業別シェア B介護食のチャネル別市場規模 3)治療食の市場規模推移 @治療食の訴求ポイント別市場規模 A治療食の企業別シェア B治療食のチャネル別市場規模 6.各社のメディカルフーズの商品政策 1)介護食の商品政策 2)介護食の新商品分析 3)治療食の商品政策 4)治療食の新商品分析 7.各社のメディカルフーズの営業活動 1)各社の営業人員及び営業体制 @営業人員 A営業拠点数 B販売代理店取引数 C取扱い店舗数(市販用) D取扱い施設数(業務用) 2)各社の販売促進策 @病院・介護施設向け A在宅向け 8.業界関連団体の動向 9.メディカルフーズの今後の市場展望 1)メディカルフーズの市場規模予測 2)各社のメディカルフーズ事業の方向性 【個別企業編】 ◆アサヒグループ食品株式会社 ◆味の素冷凍食品株式会社 ◆イーエヌ大塚製薬株式会社 ◆キッセイ薬品工業株式会社 ◆キユーピー株式会社 ◆株式会社クリニコ ◆日清オイリオグループ株式会社 ◆日東ベスト株式会社 ◆ニュートリー株式会社 ◆ネスレ日本株式会社 ◆ハウス食品グループ本社株式会社 ◆株式会社ファンデリー ◆株式会社ふくなお ◆フジッコ株式会社 ◆ホリカフーズ株式会社 ◆マルハニチロ株式会社 ◆株式会社武蔵野フーズ ◆株式会社明治 ◆株式会社ヤヨイサンフーズ ―調査項目(各社共通)― 1.メディカルフーズのブランド概要 2.メディカルフーズの商品発売経緯 3.メディカルフーズの商品展開状況 4.メディカルフーズの売上分析 1)分野別売上高 2)訴求ポイント別売上高 3)ブランド別売上高 4)チャネル別売上高 5.メディカルフーズの商品政策 6.メディカルフーズの販売方法 1)販売ルート 2)販売力及び営業活動内容 3)販売促進策 7.今後の方向性 【巻末】 ◆その他企業一覧 ◆主要参入メーカー商品一覧 資料体裁:A4判 197頁 発刊日:2018年6月11日 ![]() おすすめ商品
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