概要
【調査趣旨】 ◆2017年度の乳酸菌応用製品市場は、前年比0.8%減の6,489億円となった。機能別に見ると、引き続き「整腸」機能を訴求した商品が、乳酸菌応用製品市場の7割超を占める4,704億7,000万円で最大となっている。同様に「免疫力向上」のマーケットも市場の11.2%を占める729億円で大きい。こうした中、これらの機能で次なる訴求提案に向けた研究成果が顕在化している。 ◆例えば、「整腸」では江崎グリコが肉を食べることの多い若年女性を対象に、「ビフィズス菌GCL2505株」が腸内の善玉菌を増やす効果があることを確認している。これにより、肉を食べる機会の多い消費者に対して新たな価値提案を可能としている。 ◆一方、「免疫力向上」については、キリンホールディングスが2018年に「プラズマ乳酸菌」について、激しい運動後の免疫力低下を防ぐ効果を発表している。また、森永乳業は「シールド乳酸菌」で風邪をひきやすい人を対象に風邪の自覚症状の発現を抑えるとともに、発現した症状のスコアや日数を軽減する効果を発表した。 ◆このように従来から訴求されていたヘルスクレームに対して、これまでとは異なるアプローチによる研究が顕在化しだしており、今後これらを訴求した商品が上市される可能性がある。 ◆こうした背景の中、当資料では乳業メーカー6社と飲料メーカー6社の計12社の乳酸菌事業における基礎・開発研究から応用製品展開動向の他、個表対象外となったメーカーやサプライヤーの乳酸菌に関する研究開発動向や乳酸菌配合商品についてもレポート。今後の乳酸菌の研究開発や事業推進の一助となる資料となっている。 【調査期間】 2018年8月〜2018年11月 目次 【調査概要】 【市場編】 1.乳酸菌応用製品の調査対象範囲と調査対象企業 1)乳酸菌の定義 2)乳酸菌市場の変遷 3)乳酸菌応用製品の調査対象範囲 4)調査対象企業 2.乳酸菌事業変遷 1)乳酸菌の種類・機能 @対象企業 A対象外企業 2)乳酸菌応用製品展開状況 @対象企業の分野別商品展開状況 A対象外企業の乳酸菌関連商品展開状況(食品・飲料・健康食品・製薬企業) B対象外企業の乳酸菌関連商品展開状況(サプライヤー) C対象企業の乳酸菌応用製品アイテム分析 (1)分野別 (2)企業別 (3)菌種別 D対象企業の訴求別商品展開状況 3.乳酸菌応用製品の市場概況と市場規模分析 1)総市場規模(発酵乳・飲料・健康食品) 2)分野別 3)訴求別 4)機能別 5)企業別シェア @全体 A分野別 ・発酵乳 ・飲料 ・健康食品 4.対象企業の乳酸菌事業研究開発体制と特許状況 1)研究開発体制 2)乳酸菌関連特許状況 3)乳酸菌関連研究開発成果(2016年10月以降) @対象企業 A対象外企業 5.対象企業における乳酸菌事業の今後の展開と見通し 【個別企業編】 ◆竃セ治 ◆森永乳業 ◆雪印メグミルク ◆江崎グリコ ◆協同乳業 ◆タカナシ乳業 ◆潟сNルト本社 ◆カゴメ ◆アサヒグループホールディングス ◆キリンホールディングス ◆サントリーホールディングス ◆活ノ藤園 ―調査項目(各社共通)― 1.乳酸菌事業の研究開発体制 1)研究体制組織及び組織の概要 2)乳酸菌事業の変遷 3)乳酸菌事業における研究開発成果 4)乳酸菌関連の特許・提携状況 2.乳酸菌応用製品の展開状況 3.乳酸菌応用製品の売上高 1)分野別売上高 2)訴求別売上高 3)機能別売上高 4)ブランド別売上高 4.乳酸菌事業における今後の展開と見通し 資料体裁:A4判121頁 発刊日:2018年11月16日 ![]() おすすめ商品
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