2019年 東南アジアの飲料市場
―“砂糖税”と“健康志向”への対応がカギとなる東南アジア市場―
商品番号
mr120190456
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概要
【調査趣旨】
◆東南アジア7ヶ国の飲料市場(円換算)は、2018年度で前年比1.4%増の2兆3,541億2,000万円となっている。現地通貨ベースで見ると、ベトナム、シンガポールが4%台のプラス推移となっている他、インドネシアが2ケタ増と好調な推移を示した。また、シンガポールも小規模ながら25%の大幅増となっている。一方、フィリピンやタイ、マレーシアについては、微減ではあるもののマイナス推移となった。
◆その中で、東南アジア諸国で近年、加糖飲料に関する新たな課税制度“砂糖税”を導入する動きが活発化していることが挙げられる。この背景には、東南アジア地域において肥満率の高まりが顕著であり、同地域で肥満率が最も高いマレーシアでは成人の肥満率(BMI25以上)が約15%と過去15年で3倍にまで増加していることなどが挙げられる。そのため、各国政府は肥満に繋がる加糖飲料の消費を抑えることを目的に同税制の導入を推進している。
◆具体的には、2017年にタイ、2018年にフィリピンで導入され、2019年4月よりマレーシアにおいて課税が開始される予定。また、ベトナムとシンガポールにおいても加糖飲料への課税が検討されており、今後、同税制が導入された場合、炭酸飲料などの市場に影響があるものと見られる。
◆一方、ミネラルウォーターや茶系飲料の市場規模は各国において拡大傾向にある。これは、先述した“砂糖税”の導入により、加糖飲料からのシフトが進んでいる他、消費者の健康意識の高まりを背景に、無糖飲料の需要が拡大しているためである。
◆その他、東南アジア地域で事業を展開するメーカーでは事業強化を進める動きが活発化。具体的には工場新設・ライン増設といった生産能力の強化や新ブランドの投入による潜在需要の取り込みを図るケースが多く見られる。一例として、伊藤園では、インドネシアにおいて2018年に無糖飲料「ウーロン茶」を上市した他、Nestleでは、フィリピンにおいて同年に「MILO」ブランドの原料工場を新設している。
◆当資料では、今後も成長が見込まれる東南アジア7ヶ国における飲料市場をカテゴリー別、メーカー別で調査・分析。更に、現地での飲料の販売ルートや現地有力企業、有力外資企業の同地域での事業展開状況の他、今回より新たに日系を含む容器製造メーカーの動向を実査・分析し、東南アジア地域への進出の一助となるレポートとしている。
【調査期間】
2018年11月~2019年2月
目次
【調査概要】
【総括編】
1.東南アジアの飲料市場の概況
1)対象地域・対象企業
2)対象商品
3)為替レート
2.調査対象7ヶ国の飲料市場規模
1)国別市場規模
2)カテゴリー別市場規模
3)対象企業別飲料売上高
3.今後の市場性
1)調査対象7ヶ国の今後の市場規模予測
<参考>調査対象7ヶ国の肥満率と砂糖税の導入状況
<参考>日系容器製造メーカーの動向
<参考>現地容器製造メーカー一覧
【国別編】
◆インドネシア
1.インドネシアの概況
1)インドネシアの基本情報
2.対象企業の事業展開状況
1)事業拠点および拠点内容
2)主要企業の事業変遷
3.対象企業の商品展開状況
4.市場規模分析
1)市場規模
2)カテゴリー別
3)メーカー別
5.流通経路
1)販売ルート
2)近代的小売業態の主な企業
6.今後の市場性
<参考>インドネシアにおける主な現地飲料メーカー
◆フィリピン
1.フィリピンの概況
1)フィリピンの基本情報
2.対象企業の事業展開状況
1)事業拠点および拠点内容
2)主要企業の事業変遷
3.対象企業の商品展開状況
4.市場規模分析
1)市場規模
2)カテゴリー別
3)メーカー別
5.流通経路
1)販売ルート
2)近代的小売業態の主な企業
6.今後の市場性
<参考>フィリピンにおける主な現地飲料メーカー
◆タイ
1.タイの概況
1)タイの基本情報
2.対象企業の事業展開状況
1)事業拠点および拠点内容
2)主要企業の事業変遷
3.対象企業の商品展開状況
4.市場規模分析
1)市場規模
2)カテゴリー別
3)メーカー別
5.流通経路
1)販売ルート
2)近代的小売業態の主な企業
6.今後の市場性
<参考>タイにおける主な現地飲料メーカー
◆ベトナム
1.ベトナムの概況
1)ベトナムの基本情報
2.対象企業の事業展開状況
1)事業拠点および拠点内容
2)主要企業の事業変遷
3.対象企業の商品展開状況
4.市場規模分析
1)市場規模
2)カテゴリー別
3)メーカー別
5.流通経路
1)販売ルート
2)近代的小売業態の主な企業
6.今後の市場性
<参考>ベトナムにおける主な現地飲料メーカー
◆マレーシア
1.マレーシアの概況
1)マレーシアの基本情報
2.対象企業の事業展開状況
1)事業拠点および拠点内容
2)主要企業の事業変遷
3.対象企業の商品展開状況
4.市場規模分析
1)市場規模
2)カテゴリー別
3)メーカー別
5.流通経路
1)販売ルート
2)近代的小売業態の主な企業
6.今後の市場性
<参考>マレーシアにおける主な現地飲料メーカー
◆シンガポール
1.シンガポールの概況
1)シンガポールの基本情報
2.対象企業の事業展開状況
1)事業拠点および拠点内容
2)主要企業の事業変遷
3.対象企業の商品展開状況
4.市場規模分析
1)市場規模
2)カテゴリー別
3)メーカー別
5.流通経路
1)販売ルート
2)近代的小売業態の主な企業
6.今後の市場性
<参考>シンガポールにおける主な現地飲料メーカー
◆ミャンマー
1.ミャンマーの概況
1)ミャンマーの基本情報
2.対象企業の事業展開状況
1)事業拠点および拠点内容
2)主要企業の事業変遷
3.対象企業の商品展開状況
4.市場規模分析
1)市場規模
2)カテゴリー別
5.流通経路
1)販売ルート
2)近代的小売業態の主な企業
6.今後の市場性
<参考>ミャンマーにおける主な現地飲料メーカー
【個別企業編】
◆アサヒグループホールディングス
◆サントリー食品インターナショナル
◆大塚ホールディングス
◆ヤクルト本社
◆ポッカサッポロフード&ビバレッジ
◆キリンホールディングス
◆ダイドードリンコ
◆伊藤園
◆TheCoca-ColaCompany
◆PepsiCo
◆DANONE
◆Nestle
―個別企業編調査項目(各社共通)―
1.東南アジア7ヶ国での事業展開
1)進出国と拠点
2)東南アジア7ヶ国での事業変遷
2.東南アジア7ヶ国での商品展開状況
3.東南アジア7ヶ国の飲料売上高
1)全体
2)国別飲料売上高
3)カテゴリー別
4)ブランド別
4.販売方法
5.今後の方向性
※ダイドードリンコと伊藤園は「2.東南アジア7ヶ国での商品展開」及び「3.東南アジア7ヶ国の飲料売上高」の「2)国別飲料売上高」、
「3)カテゴリー別」、「4)ブランド別」を省略している
資料体裁:A4判172頁
発刊日:2019年3月7日