概要
【調査趣旨】 ◆近年、車載用を中心としてリチウムイオン二次電池(LiB)の需要が世界的に拡大している。その一方で、安全性や性能面(エネルギー密度、充電速度など)、資源面において課題が見えてきている。そうした中、LiBの材料を改良した全固体電池や、LiBとは異なる技術・素材で新価値を提案するポストリチウム電池の開発が加速している。 ◆その中でも、全固体電池は今後の電気自動車(EV)の普及に不可欠な電池として注目され、2020年で量産化される見通しにある。この他、全樹脂、レドックスフロー、クレイ型電池も2021年までに実用化される見通し。空気電池についても、2025年以降に実現される予定。その結果、次世代電池の市場は2030年には1兆円規模、2040年には2兆円を超える規模への拡大が予測される。 ◆次世代電池の想定用途としては、モビリティ(輸送機)用途、民生用途、産業用途を軸に展開が進む。具体的には、モビリティ(輸送機)用途では電気自動車(EV)、民生用途ではIoT、ウェアラブル機器や定置用蓄電池、産業用途では大型定置型蓄電池を中心とした需要が期待できる。 ◆本調査では、全固体電池ならびにポストリチウム電池といわれる次世代電池の開発状況と実用化の見通し、及び今後の市場予測、さらには各社の次世代電池の開発状況と事業戦略についてレポートしている。 【調査期間】 2020年4月〜2020年8月 目次 【調査概要】 【総括分析編】 1.調査概要 2.調査対象範囲 3.次世代電池の性能比較 4.次世代電池の想定用途 5.次世代電池の開発経緯と製品化見通し 5-1.次世代電池の市場背景 5-1-1.二次電池の開発経緯 5-1-2.次世代電池が生まれる市場背景 5-2.次世代電池の開発と製品化 〜現状と見込み 5-3.提携状況 5-4.次世代電池の特許 6.次世代電池の事業化までの課題 7.次世代電池の市場予測 7-1.世界のリチウムイオン電池の市場と予測 7-2.電動自動車の市場と予測 7-3.次世代電池の需要予測 【個別企業編】 ◆出光興産(株) ◆(株)村田製作所 ◆日本特殊陶業(株) ◆マクセル(株) ◆(株)GSユアサ ◆三井金属鉱業(株) ◆FDK(株) ◆三洋化成工業(株) ◆TDK(株) ◆日本電気硝子(株) ◆住友電気工業(株) ◆日立造船(株) ◆京セラ(株) ◆東邦チタニウム(株) ◆(株)オハラ ◆トヨタ自動車(株) ◆パナソニック(株) ◆サムスン(Samsung) ◆ProLogium Technology Co., Ltd. ◆(株)大阪ソーダ ◆太陽誘電(株) ◆(株)日本触媒 ◆三櫻工業(株) ◆三菱ガス化学(株) ◆冨士色素(株) ◆住友化学(株) ◆旭化成(株) ◆東レ(株) ◆Solid Power、Inc. ◆LIBTEC ―個別企業編調査項目(各社共通)― 1.企業概要 2.研究開発推進体制 3.研究開発状況 ・次世代電池の想定用途 ・研究開発状況 ・特許情報 4.提携状況 5.今後の需要見通し ・製品化の見通しと課題 ・競合技術に対する見解 ・市場性に対する見解 資料体裁:A4判145頁 発刊日:2020年8月28日 ![]() おすすめ商品
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