概要
【調査趣旨】 ◆2017年度の東アジア3ヶ国(中国・台湾・韓国)における健康食品の市場規模は、前年度比4.1%増の3兆5,306億円で推移し、日本円ベースでは2012年度からの5年間で約1.5倍にまで拡大している。同地域では、少子高齢化の進行が社会問題となっていることから、各国政府は医療費削減などを目的として健康や疾病予防に重点を置いた国家方針を立てており、健康食品に対するニーズは拡大傾向にある。さらに、近年はスマートフォン・パソコンの普及やインフラの発達といった要因から3ヶ国とも通販チャネルが拡大しており、市場の拡大に寄与している。 ◆国別にみると、中国は前年度比3.3%増で推移。同国では、ビタミン・ミネラルや漢方植物などの成分を配合した製品が市場の中枢を担っているが、近年はメラトニンやイチョウ葉エキス、難消化性デキストリン、DHA/EPAなどを配合し、特定の悩みのケアを謳った製品が増加。訴求の多様化とともに健康食品ユーザーが増加しており、市場の拡大に結び付いている。 ◆台湾は前年度比7.0%増で推移。同国では、高い外食率による栄養の偏りや慢性的な運動不足などが社会問題となっており、健康を気にする消費者の増加により市場規模は高い伸長率で推移している。しかし、2014年に表面化した『黒心油事件』の影響を受けて2015年度に成長率が低下して以降、同市場の成長は鈍化傾向にある。 ◆韓国は前年度比6.5%増で推移。同国では2015年にブームとなっていた『白首鳥』と呼ばれる漢方サプリの偽装事件が発覚し市場の成長率が鈍化。しかし、同市場の中枢を担っている高麗人参は消費者からの信頼が厚く、市場の拡大をけん引している。 ◆当資料では、近年の経済発展などにより消費国として注目されている東アジア3ヶ国の健康商品市場を、参入企業や展開品目、商品トレンドなどから多角的に分析。同地域に参入している主要各社の展開状況や各国市場における今後の展望などについてもレポートしている。 【調査対象国】 ◆中国(香港を含む) ◆台湾 ◆韓国 【調査期間】 2019年1月〜2019年5月 目次 【調査概要】 【総市場編】 1.調査概要 1)調査目的 2)調査対象地域 3)調査対象範囲 4)調査対象企業 5)為替レート 2.東アジア3ヶ国の健康食品における規格基準制度 3.主な参入企業 1)現地企業 2)日系企業 3)欧米系企業等 4.東アジア3ヶ国の市場分析 1)国別市場規模 2)剤型別市場規模 3)チャネル別市場規模 4)成分別市場規模 5.東アジア3ヶ国の商品トレンド 6.東アジア3ヶ国の品目分析 1)国別×剤型別展開状況 2)国別×成分別展開状況 3)国別×効果・効能別展開状況 7.主な販売チャネル 8.今後の市場性 【国別編】 ◆中国 1.調査範囲 2.健康食品市場の概況 1)基本情報 2)国民の健康意識 3.規格基準制度 4.健康食品市場の沿革 5.主な参入企業 1)現地企業 2)日系企業 3)欧米系企業等 6.市場分析 1)市場規模 2)剤型別市場規模 3)チャネル別市場規模 4)成分別市場規模 5)メーカー別シェア <参考:香港の健康食品市場分析> 7.商品トレンド 8.品目分析 9.販売ルートおよび販売方法 1)主な販売ルート 2)主要企業の販促活動 10.今後の展開 <参考:主要企業の展開状況> ◆台湾 1.調査範囲 2.健康食品市場の概況 1)基本情報 2)国民の健康意識 3.規格基準制度 4.健康食品市場の沿革 5.主な参入企業 1)現地企業 2)日系企業 3)欧米系企業等 6.市場分析 1)市場規模 2)剤型別市場規模 3)チャネル別市場規模 4)成分別市場規模 5)メーカー別シェア 7.商品トレンド 8.品目分析 9.販売ルートおよび販売方法 1)主な販売ルート 2)主要企業の販促活動 10.今後の展開 <参考:主要企業の展開状況> ◆韓国 1.調査範囲 2.健康食品市場の概況 1)基本情報 2)国民の健康意識 3.規格基準制度 4.健康食品市場の沿革 5.主な参入企業 1)現地企業 2)日系企業 3)欧米系企業等 6.市場分析 1)市場規模 2)剤型別市場規模 3)チャネル別市場規模 4)成分別市場規模 5)メーカー別シェア 7.商品トレンド 8.品目分析 9.販売ルートおよび販売方法 1)主な販売ルート 2)主要企業の販促活動 10.今後の展開 <参考:主要企業の展開状況> 資料体裁:A4判143頁 発刊日:2019年5月22日 ![]() おすすめ商品
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