コンシューマーレポートNo.300
認知症予防の実態と商品ニーズ
―ターゲットは日常生活に影響が出始めた60代!―

今回、認知症予防の実態と商品ニーズを明らかにすべく、50~70代の男女617人(現在、または将来的に「認知・記憶力の低下」(物忘れ・うっかりミス)が気になっており、現在「脳に良いとされるサプリメントや健康食品」をとっている人)を対象にアンケート調査を実施した。

その結果、調査対象者が「自身の認知機能の低下が気になり始めた年齢」は平均で59.8歳、「認知機能対策を始めた年齢」は平均で61.0歳であることがわかった。認知機能対策を始めたきっかけについては「年をとったから」とした人が約6割で最も多い結果となったが、「認知症は予防できる/早期であれば進行を遅らせることができると知ったから」とした人も約4割にのぼり(50代:31.0%、60代:42.0%、70代:51.0%)、高年層を中心に予防の重要性が浸透しつつある様子がうかがえた。