コンシューマーレポートNo.349
2024年　コスメ積極投資タイプの実態と今後のニーズ
－化粧品市場の成長のカギを握る！？ 総額2万円以上をかけている女性の意識・購入実態を徹底分析－

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【調査概要】
◆今回、化粧品にお金をかけている女性の意識・美容行動の実態を探るべく、『スキンケアおよびメイクアップを週1回以上行っており、現在使用している化粧品（スキンケア）の総額が2万円以上の20～70代の女性』＝『コスメ積極投資タイプ』1,236人を対象にアンケート調査を実施した。

◆その結果、調査対象者であるコスメ積極投資タイプの年代別の構成比は、50代が24.2％で最も多く、次いで40代、60代の順に出現率が高くなっている。

◆コスメ積極投資タイプが化粧品を知るきっかけの情報源としては、「家族・友人」「化粧品専門店・コスメカウンターの店員・美容部員」「商品・ブランドやメーカーのWEBサイト」などが上位にあがった。一方、20～30代は「SNS（Instagram）」が最も多い。

◆コスメ積極投資タイプはスキンケアを選ぶ際、「満足できる効果実感」や「悩みを解決できること」を重視しているほか、「使い心地」や「テクスチャー」についても一般女性よりも重視している傾向が強い。また、「安心・安全」であることの判断基準についても、一般女性が「無香料」や「無着色」、「敏感肌でも使える」ことを重視しているのに対して、コスメ積極投資タイプは「成分表が表示されていること」や「サンプルでの試用」などを選択した人が多い結果となった。

◆スキンケアブランドの使用実態をみると、現在使用しているブランドでは「エリクシール（資生堂）」が15.8%で最も多く、次いで「コスメデコルテ（コーセー）」が13.4%、「無印良品（良品計画）」が13.1%となった。このほか、一般女性の現在使用率と比べて「コスメデコルテ」「SK-Ⅱ（P＆G）」「ポーラ（ポーラ）」の出現率が高い結果になっている。

◆また、現在使用しているブランドのうち、特にお気に入りのブランドを尋ねたところ、「エリクシール」「コスメデコルテ」に次いで「ポーラ」の出現率が高くなっており、ブランドのロイヤリティが高いことがわかる。

◆今後化粧品ブランドに求める取り組み・サービスでは、「持ち運びしやすいミニサイズの化粧品の発売」が最も選ばれている。このほか、“遺伝子検査や肌診断に基づいた自分だけの化粧品発売・将来の肌予測”といった、個人に合わせた取り組みやサービスが上位に見られた。

◆当調査では、今後の化粧品市場の成長のカギを握るコスメ積極投資タイプについて美容意識・実態、スキンケアの重視ポイント、現在使用ブランド/お気に入りブランドとその理由、メイク実態、今後求めるサービスなどを調査。さらに、年代別に加えて「パワー投資タイプ」「こだわり投資タイプ」「ステータス投資タイプ」「トレンド投資タイプ」「無自覚投資タイプ」「セーフティ投資タイプ」「アバウト投資タイプ」の7つのクラスターでも分析している。

【主な調査内容】
■コスメ積極投資タイプの美容意識・実態
■スキンケアの選び方、重視ポイント
■現在使用ブランド/お気に入りブランド（現在・ひとつ前・今後）
■お気に入りポイント（商品面・販売面）
■コスメ積極投資タイプのメイク実態
■今後求めるサービス・取り組み　など

【調査方法】
WEBによるアンケート調査
調査エリア：全国
対象：スキンケアおよびメイクアップを週1回以上行っており、現在使用している化粧品（スキンケア）の総額が2万円以上の20～70代の女性1,236人
（20～70代の女性30,000人から抽出）
※今回の調査では、事前調査の結果を基にしたウエイトバック集計を行っているため、
N数や出現率に誤差が生じている。

目次
■調査概要
■被験者特性
■事前調査
■本調査

【分析編】
1. 美容への意識と化粧品購入の実態（クラスター別）
2. 美容に関するキーワード・成分
3. スキンケアの重視ポイント
4. スキンケアアイテムの使用実態
参考：オールインワンの使用実態
5‐1. スキンケアアイテムの購入実態①
5-2. スキンケアアイテムの購入実態②
5-2. スキンケアアイテムの購入実態③
6. 美白ケアの意識
7. エイジングケアの意識
8. テクスチャー（使用感）の意識
9. パッケージ・容器の意識実態
10-1. スキンケアブランドの使用実態①
10-2. スキンケアブランドの使用実態②
11‐1. スキンケアブランドのお気に入りポイント（商品面）
11‐2. スキンケアブランドのお気に入りポイント（販売面）
12. メイクアップの意識
13. メイクアップの重視ポイント
14. 求められるサービスの実態
参考：コスメ積極投資タイプの特徴のサマリー
15-1. クラスター別分析：パワー投資タイプ
15-2. クラスター別分析：こだわり投資タイプ
15-3. クラスター別分析：ステータス投資タイプ
15-4. クラスター別分析：トレンド投資タイプ
15-5. クラスター別分析：無自覚投資タイプ
15-6. クラスター別分析：セーフティ投資タイプ
15-7. クラスター別分析：アバウト投資タイプ

【集計編】
1. 美容のための取り組み（MA）
2. 美容に取り組む目的（MA）
3. 肌（顔）の自信（SA）
4. 理想とする肌（MA）
5‐1. 美容に関するキーワードの認知度（MA）
5‐2. 美容に関するキーワードの理解度（MA）
5‐3. 美容に関するキーワードの関心度（MA）
6. 美容・スキンケアに対する取り組み（SA）
7. 美容・スキンケアに対する考え方（SA）
8. スキンケアの金額に対する考え方（SA）
9‐1. 現在気になっている肌悩み（MA）
9‐2. 最も気になっている肌悩み（SA）
9‐3. 将来不安に思う肌悩み（MA）
10. 敏感肌の意識（SA）
11‐1. スキンケアで知っている成分（MA）
11-2. スキンケアで現在取り入れている成分（MA）
11-3. スキンケアで今後（も）取り入れたい成分（MA）
12-1. 商品を知るきっかけ（MA）
13. カウンセリングを受けた回数（SA）
14. 参考にしているインフルエンサー（MA）
15. スキンケアを選ぶ際に重視すること（MA）
16. 安心・安全の判断基準（MA）
17-1. 肌悩みに対して効果を期待するアイテム（MA）
17-2. 高い効果を期待してお金をかけたいアイテム（MA）
17-3. 美白ケアを意識して使うアイテム（MA）
17-4. エイジングケアを意識して使うアイテム（MA）
17-5. テクスチャーを意識して使うアイテム（LA）
18‐1. 好きなテクスチャーとその理由‐化粧水‐（FA）
18‐2. 好きなテクスチャーとその理由‐乳液‐（FA）
18‐3. 好きなテクスチャーとその理由‐美容液‐（FA）
18‐4. 好きなテクスチャーとその理由‐クリーム‐（FA）
19. 現在使用しているスキンケアアイテム（MA）
20. スキンケアアイテムの重視ポイント　-全体積上げ- （MA）
　　スキンケアアイテムの重視ポイント -アイテム別- （MA）
21. スキンケアアイテムの購入場所 -全体積上げ-（MA）
　　スキンケアアイテムの購入場所 -アイテム別-（MA）
22. 使用金額（スキンケアアイテム別）（SA）
23. 今後かけてもいいと思える最大金額（アイテム別）（SA）
24. 使い分けているスキンケアアイテム（MA）
25. スキンケアブランドの購入の決め手（MA）
26‐1. 現在使用しているスキンケアブランド（MA）
26‐2. お気に入りのブランド（SA）
26‐3. お気に入りブランドのひとつ前のブランド（SA）
26‐4. お気に入りブランドの代わりのブランド（LA）
27. お気に入りブランドの使用アイテム（MA）
28. お気に入りポイント（商品面）（MA）
29‐1. お気に入りポイント（サービス面・接客面）（MA）
29‐2. リピートにつながる最大のポイント（SA）
30. ひとつ前のお気に入りブランドをやめた理由 （MA）
31. 代わりに選ぶお気に入りブランドの理由（MA）
32. メイクアップを選ぶ際に参考にしていること（MA）
33. メイクアップの悩み（MA）
34. 選ぶ際に重視すること（ベースメイク）（MA）
35. 選ぶ際に重視すること（ポイントメイク）（MA）
36. メイクアップの興味を持つキーワード（MA）
37. 使用金額（メイクアップアイテム別）（SA）
38. パッケージ・容器に対する考え方（SA）
39. 魅力的だと思う容器（MA）
40‐1. 皮膚科（保険適用内）に通う頻度（SA）
40‐2. 美容皮膚科（保険適用外）に通う頻度（SA）
41‐1. 美容医療で利用したことがあるもの（MA）
41‐2. 美容医療で今後（も）利用したいもの（MA）
42. 自宅以外のケアの頻度（SA）
43. インナービューティの摂取アイテム（MA）
44‐1. インナービューティで知っている成分（MA）
44‐2. インナービューティで現在取り入れている成分（MA）
44‐3. インナービューティで今後（も）取り入れたい成分（ＭA）
45. 使用金額（インナービューティアイテム別）（SA）
46. 生活圏にある化粧品販売施設（ＭA）
47. 今後求めるサービス・取り組み（ＭA）
48. 価値観・ライフスタイル（SA）

【発刊日】
2024年4月26日

【資料体裁】
A4判147頁