2021年 頭髪化粧品の市場分析調査

―スモールマス化が加速するなか、高付加価値戦略が鍵に―

商品番号 mr210200533
価格 ¥ 108,900 税込
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概要
【調査趣旨】
◆2019年度の頭髪化粧品市場は前年度比1.5%増の4,735億円となっている。

◆分野別にみると、ヘアケア市場のほか、育毛商品市場が伸長している。このうち同市場の5割強を占めるヘアケア市場は、マス市場を細分化した“スモールマス”化が加速したことに加え、シャンプー市場では1,400円以上のハイプレミアム価格商品が市場を牽引するなど顧客単価が上昇したことが、市場の拡大に寄与し、前年度比2.0%増の2,550億円で推移している。

◆また育毛商品市場は、前年度比5.5%増の764億円で推移。男性用ではアンファーやバスクリンが、女性用ではカネボウ化粧品が30~40代へのアプローチを強化し、顧客の囲い込みを図っている。また、「ニューモ」(ファーマフーズ)や「ビタブリッドC」(ビタブリッドジャパン)といった通販で展開するブランドが男女を問わず支持を受け、売上を急拡大させている。

◆一方、ヘアカラー分野は、前年度比1.0%減の850億円で推移。黒髪用は伸長したものの、白髪用は近年サロンにおいて個々のニーズに合った白髪染めが提案できるようになったことから、ホームケア製品である同市場は前年割れとなった。

◆2020年度については、2019年度比1.0%減の4,689億円となる見通し。新型コロナの感染拡大により、外出自粛を余儀なくされていることから、頭髪化粧品市場全体で縮小する見込みである。特にヘアメイク分野は、外出機会が減ったことで消費行動が低迷し、約20%減と大幅に縮小する見通し。一方、育毛商品分野では「ニューモ」が新規顧客の取り込みを強化し、空前の大ヒットを遂げていることから、コロナ禍においても市場は拡大するとみられる。

◆なお、今後の頭髪化粧品市場においては、“高付加価値戦略”が鍵となっていくとみられる。一例として、よりパーソナルなニーズに対応したブランドやシリーズが増加しているヘアケア分野では、髪そのものをキレイにするだけでなく、うねり・くせ毛ケア、カラーケア、ニオイ・べたつきケアなど新しい価値を提案することが重要になっていく。

◆当資料では、ヘアケア、ヘアカラー、ヘアメイク、育毛商品の各分野を徹底分析。主要各社の商品動向やマーケット(ブランド別、種類別、訴求別)を分析している。

【調査対象分野】
◆ヘアケア
◆ヘアカラー
◆ヘアメイク
◆育毛商品

【調査期間】
2020年12月~2021年3月

目次
【総市場編】
1.頭髪化粧品の市場概要
 1)調査対象商品
 2)参入企業
 3)市場の沿革
2.商品展開状況
3.頭髪化粧品の市場分析
 1)市場推移
 2)企業別販売高
 3)ブランド別販売高
4.販売方法および販促活動
5.今後の展開
 1)頭髪化粧品の今後の市場性
 2)主要企業の今後の展開

【分野別市場編】
◆ヘアケア
1.ヘアケアの市場概要
 1)調査対象商品
 2)訴求別商品分類
2.ヘアケアのブランド分析
 1)ポジショニング
 2)ブランド特長
 3)主要ブランドの新製品発売状況
3.ヘアケアの商品展開状況
 1)種類別品目展開
 2)訴求別品目展開
4.ヘアケアの市場分析
 1)市場推移
 2)ヘアケアの企業別販売高
 3)ヘアケアのブランド別販売高
 4)ヘアケアの種類別販売高
 5)ヘアケアの訴求別販売高

◆ヘアカラー
1.ヘアカラーの市場概要
 1)調査対象商品
 2)訴求別商品分類
2.ヘアカラーのブランド分析
 1)ポジショニング
 2)ブランド特長
 3)主要ブランドの新製品発売状況
3.ヘアカラーの商品展開状況
 1)種類別品目展開
 2)訴求別品目展開
4.ヘアカラーの市場分析
 1)市場推移
 2)ヘアカラーの企業別販売高
 3)ヘアカラーのブランド別販売高
 4)ヘアカラーの種類別販売高
 5)ヘアカラーの訴求別販売高

◆ヘアメイク
1.ヘアメイクの市場概要
 1)調査対象商品
 2)訴求別商品分類
2.ヘアメイクのブランド分析
 1)ポジショニング
 2)ブランド特長
 3)主要ブランドの新製品発売状況
3.ヘアメイクの商品展開状況
 1)種類別品目展開
 2)訴求別品目展開
4.ヘアメイクの市場分析
 1)市場推移
 2)ヘアメイクの企業別販売高
 3)ヘアメイクのブランド別販売高
 4)ヘアメイクの種類別販売高
 5)ヘアメイクの訴求別販売高

◆育毛商品
1.育毛商品の市場概要
 1)調査対象商品
 2)訴求別商品分類
2.育毛商品のブランド分析
 1)ポジショニング
 2)ブランド特長
 3)主要ブランドの新製品発売状況
3.育毛商品の商品展開状況
 1)種類別品目展開
 2)訴求別品目展開
4.育毛商品の市場分析
 1)市場推移
 2)育毛商品の企業別販売高
 3)育毛商品のブランド別販売高
 4)育毛商品の種類別販売高
 5)育毛商品の訴求別販売高

【個別企業編】
◆花王株式会社
◆ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング株式会社
◆プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社
◆株式会社資生堂
◆株式会社マンダム
◆ホーユー株式会社
◆株式会社ダリヤ
◆クラシエホームプロダクツ株式会社
◆コーセーコスメポート株式会社
◆株式会社I-ne
◆日本ロレアル株式会社
◆株式会社カネボウ化粧品
◆カラーズ株式会社

―調査項目―※一部異なる
1.ブランド概要
2.開発経緯
3.品目分析
4.売上高
 1)ブランド別売上高
 2)分野別・種類別販売高
 3)訴求別販売高
5.販売方法
6.今後の展開

資料体裁:A4判227頁
発刊日:2021年3月4日