2021年 ドクターコスメの市場分析調査

―コロナ禍のホームケア志向の高まりで注目を集めるドクターコスメ―

商品番号 mr210210567
価格 ¥ 108,900 税込
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概要
【調査趣旨】
◆2020年度のドクターコスメ市場は前年度比 0.3% 減の 952 億円。同市場は新型コロナウイルスの流行が影響して縮小しているものの、資生堂、タカミ、日本ロレアル、プ ロティア・ジャパンなどの主要企業が売上増となり、縮小幅を抑えている。

◆好調企業の共通点としては、マスク着用による肌トラブルの増加やホームケア志向の高まりを受けて顧客を獲得した点が挙げられる。このうち、資生堂は「 d プログラム」の美肌菌を搭載したスキンケアや「アレルバリア」シリーズが好調となっているほか、「ドゥーエ」が販路を拡大したことで認知を広げて成長している。また、タカミは主力商品「タカミスキンピール」の定期購入客が伸び、堅調に推移している。さらに、日本ロレアルは「ラロッシュポゼ UV イデア XL プロテクショントーンアップ」と「同ローズ」が多数のベストコスメを受賞して注目を集めたことで大幅に伸長している。このほか、プロティア・ジャパンはコロナ禍の外出控えでクリニックやサロンで展開する「エンビロン」の通販売上が約 2 倍に拡大し、市場での存在感を増している。

◆2021 年度は前年度比 4.7% 増の 997 億円で推移する見込み。引き続き、タカミや日本ロレアル、プロティア・ジャパンが好調に推移する見通しであるほか、ピエールファーブルジャポンや常盤薬品工業などがニーズを捉えた機能性の高い商品を投入し、売上を伸ばすとみられる。また、コーセーマルホファーマが 2020 年に導入した「カルテ HD 」は幅広い年代からの支持を受け、わずか 1 年で急成長を遂げている。

◆主要各社は今後、ウィズコロナ時代の需要を捉えた機能性の高いアイテムを投入することで、ドクターコスメの価値をさらに高めていくとみられる。スキンケア分野では、トーンアップ、肌荒れ予防、メイク後のケア、パーソナルケアなどを謳う商品が増加するとみられる。また、メイクアップ分野では肌への負担が少ないベースメイク商品が引き続き投入される見通しである。さらに、ボディケア分野では肌への優しさと機能性の高さを兼ね備えた商品や、ボディへの美容効果を謳う商品が増える見込みである。このほか、販売面ではデジタルツールを駆使した販促やコミュニケーションの強化により、通販と店舗の集客性と継続利用を向上させていくことが課題になっていくとみられる。

◆当資料では、主要企業別・ブランド別・チャネル別・商品分野別など様々な角度から徹底分析。ドクターコスメの今後の市場性と方向性についてレポートしている。

【調査期間】
2021年7月~2021年10月

目次
【調査項目(総市場編)】
1.調査範囲
2.主要企業の参入・開発動向
3.市場分析
4.ブランド分析
5.品目分析
6.販売方法分析
7.今後の展開

【調査対象企業】
◆株式会社ドクターシーラボ
◆ロート製薬株式会社
◆株式会社資生堂
◆株式会社ピエールファーブルジャポン
◆常盤薬品工業株式会社
◆アクセーヌ株式会社
◆株式会社ドクターフィルコスメティクス
◆株式会社ビービーラボラトリーズ
◆株式会社アンズコーポレーション
◆日本ロレアル株式会社
◆株式会社プロティア・ジャパン
◆株式会社ファンケル
◆マルホ株式会社
◆佐藤製薬株式会社
◆株式会社タカミ
◆株式会社サンソリット
◆ナオスジャパン株式会社
◆株式会社ドクターケイ
◆コーセーマルホファーマ株式会社
◆ガルデルマ株式会社
◆株式会社ハイサイド

―調査項目(個別企業編)―
1.ブランド概要
2.開発経緯
3.品目数
4.ブランド分析
5.販売高
6.販売方法
7.今後の展開

資料体裁:A4判215頁
発刊日:2021年11月1日