2025年　インナービューティの市場分析調査

ー美容と健康の融合が市場拡大の鍵ー

法人のお客様はご注文手続き画面の【通信欄】にて貴社名及び部署名を記載いただくようお願い致します


調査概要
【調査主旨】
◆インナービューティ市場は、2015年頃からインバウンド需要の急増や機能性表示食品の制度開始などが要因で急成長を遂げてきたものの、2020年のコロナ禍の影響でインバウンド需要が消失したため市場は大幅に減少した。しかし、コロナ禍を経て近年は内外美容の需要拡大や健康美志向の高まりから国内需要が回復しており、緩やかではあるが市場は拡大傾向にあり、2024年はほぼ前年並みの1,092.5億円となった。

◆ブランド別にみると、売上トップ20ブランドのうち2024年の売上高が増加したのは、「おいしいコラーゲンドリンク」（森永製菓）や「キミエホワイト」（富山常備薬）、「ニッピコラーゲン100」（ニッピコラーゲン化粧品）、「ヒアロモイスチャー240」（トウ・キユーピー）、「ミルコラ」（サントリーウエルネス）、「うるおい宣言」（愛しとーと）の6ブランドとなった。特に、「ニッピコラーゲン100」は前年比19.6％増と大幅に成長したブランドであり、若年層との接点を増やすためのSNS活用やスタイリッシュなパッケージデザイン採用など独自戦略を進めたことが好調な要因となっている。

◆また、近年のトレンドとして、美容効果に加えて、健康機能も訴求したブランド・製品が台頭しており、3年前に比べて商品数が増加している。具体的には、ここ数年でポーラからストレス緩和や睡眠の質向上を訴求した「インナーリフティア ザ リキッド」、コーセーから酵母プロテインを配合したインナービューティプロテイン「Nu⁺Rhythm」、「ハイチオール」（エスエス製薬）からシミ・そばかすの治療に加え、疲れ・二日酔い改善の効果も訴求した「同 CプラスEX」などが発売されており、消費者の健康美ニーズを喚起している。

◆2025年については2024年比2.6%増の1,121億円となる見込み。今後は、引き続き健康美に対する意識は高まっていくとみられるため、美容と健康を組み合わせることが重要。加えて、手軽感・習慣化できるような商品設計や効果の見える化などがトレンドとなっているため、これらを取り入れた展開が市場成長のポイントになると考える。

◆当資料では、経口摂取による美容効果を訴求したインナービューティ商品について、サプリメント、飲料、OTC医薬品、ゼリーを対象に調査を実施。市場動向をブランド別、分野別、訴求別、成分別、チャネル別など多様な角度から分析しているほか、消費者ニーズを組み込んだ商品トレンド分析とマーケティング分析も掲載しているため、インナービューティ市場のマーケティングや商品開発に役立つデータとなっている。

【調査期間】
2025年4月～2025年6月

目次
【調査項目】
1.　調査概要
2.　市場概況
　2-1. インナービューティ市場の外部環境分析
　2-2. 化粧品と健康食品の市場規模
　2-3. インナービューティ市場の沿革
　2-4. インナービューティ市場のキープレイヤー
3.　消費者意識
　3-1. インナービューティのユーザー割合は？
　3-2. ユーザーが美容のために取り組んでいることは？
　3-3. なぜインナーケアに取り組んでいる？
　3-4. どのような効果を期待して摂取している？
　3-5. 商品の認知度・摂取率は？
　3-6. 美容と健康、どちらを重視している？
　3-7. インナービューティに対する今後の意向は？
4.　市場分析
　4-1. 全体
　4-2. ブランド別売上TOP10
　4-2. ブランド別売上TOP20
　4-2. ブランド別TOP5・注目ブランド5選
　4-3. 分野別
　4-4. 訴求別
　4-5. 成分別
　4-6. チャネル別
5.　品目分析
　5-1. 全体・規格別
　5-2. 分野別
　5-3. 訴求別
6.　商品トレンド分析
　6-1. マルチヘルスクレーム
　6-2. 手軽感・習慣化　　
　6-3. 効果の見える化
7.　マーケティング分析
　7-1. キーワードは美容と健康の融合
　7-2. 商品事例
　7-3. 狙うべきターゲット
　7-4. ポジショニングマップ
8.　今後の展開
　8-1. 市場規模予測
　8-2. 今後の注目カテゴリー（全体）
　8-3. 今後の注目カテゴリー（分野別）
　8-4. 今後の注目カテゴリー（訴求別）
　8-5. 今後の注目カテゴリー（成分別）

【資料体裁】
A4判49頁

【発刊日】
2025年6月30日