2021年 世界のバイオプラスチック市場

―高耐熱、高強度で自動車部品向け製品の開発が加速―

商品番号 mr410210559
価格 ¥ 108,900 税込
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概要
【調査趣旨】
◆2020年度における世界のバイオプラスチック市場は、前年度比6.2%増の6,254億円なった。同市場は、各国でカーボンニュートラル実現に向けた取り組みが強化されていることを背景に、拡大している。ただし、石油由来のプラスチックと比較して、用途が限定的である点や、製造コストの高い点などがバイオプラスチック普及のボトルネックとなっているため、依然として市場規模は小さい。こうした状況を受け、多数の企業が“自動車部品向けバイオプラスチックの開発”と“製造コスト低減”に注力。自動車部品向け製品は、今後の市場拡大の鍵を握る用途となっている。

◆具体的にみると、自動車部品向けバイオプラスチックの開発としては、これまで課題とされてきた耐熱性や、強度などを向上させることで、内装品だけでなく外装品に対応した製品の開発が進行。具体的にみると、帝人は優れた耐ガソリン性や耐候性を有する「PLANEXT SN-4600」を開発し、スマートエントリーシステムに対応したドアハンドルに採用されている。

◆同様に、Solvayは高性能ポリフタルアミドの「Amodel BiosPPA」シリーズを開発。同シリーズは、非可食のバイオマス素材でありながら、難燃性や低吸水性などの特徴を持っているため、今後プラグインハイブリッド車のコネクターなどに普及していく。

◆また、製造コスト低減については生産体制を統合することで、バイオプラスチックの価格競争力向上を目指している。例えば、自動車のシートに向けに製品展開する三井化学は、原料であるトウゴマから製品まで、インドの工場で一貫生産することで、製造コストを削減。これにより、低価格での製品提供を可能とし、バイオプラスチック市場拡大の一翼を担っている。

◆当資料では、バイオプラスチック市場における、世界的な動向と現状の市場規模および予測、各社の製品展開状況、事業の取り組み状況(研究開発、生産、営業)、売上高、今後の展開について多角的に分析することで、今後のバイオプラスチック事業のマーケティング戦略立案のための資料とする。

【調査期間】
2021年4月~2021年9月

目次
【集計・分析編】
1.調査概要
2.世界のバイオプラスチック市場環境
3.調査対象企業におけるバイオプラスチック事業の展開状況
4.世界のバイオプラスチック市場動向
5.今後の展開
6.アペンディックス

【個別企業編】
<日系企業>
◆ 東レ
◆ ユニチカ
◆ 帝人
◆ 三菱ケミカル
◆ 東洋紡
◆ 三菱ガス化学
◆ ダイセル
◆ カネカ
◆ 三井化学

<外資系企業>
◆ BASF
◆ DuPont
◆ Arkema
◆ NatureWorks
◆ Braskem
◆ Solvay
◆ Novamont
◆ Roquette
◆ Biofase

―個別企業編調査項目(各社共通)―
1.企業概要
2.バイオプラスチックの製品展開
3.バイオプラスチックの売上高
4.生産拠点
5.研究開発動向
6.今後の展開

資料体裁:A4判138頁
発刊日:2021年9月30日

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