2023年 グリーン界面活性剤の市場動向と今後の市場性
ー「バイオ界面活性剤(バイオサーファクタント)」「生分解性」が今後のキーワードー

商品番号 mr410230603
価格 ¥ 108,900 税込
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担当リサーチャーインタビュー記事掲載中!!
―リサーチャーに聞く!#41 『2023年 グリーン界面活性剤の市場動向と今後の市場性』
https://www.tpc-cop.co.jp/topics/3439/


調査概要
【調査趣旨】
◆サステナビリティの観点から、環境に配慮した界面活性剤である「天然系合成界面活性剤(バイオベース界面活性剤)」と「バイオ界面活性剤(バイオサーファクタント)」が伸長している。2021年度の市場規模は、天然系合成界面活性剤(バイオベース界面活性剤)が前年度比6.5%増の約1兆2,540億円、バイオ界面活性剤(バイオサーファクタント)が同13.8%増の約330億円となっており、好調に推移している。

◆持続可能な環境保全の視点は、最終製品だけなく、最終製品を構成する原料にも注目が集まっており、主要各社は環境に配慮した界面活性剤の開発・製造・販売に注力している。例えば、天然系合成界面活性剤の主要企業であるCLARIANTは界面活性剤の「グリーンカーボン化」を推進している。同社では、洗剤、パーソナルケア、塗料等の幅広い用途で活用できる100%植物由来の界面活性剤を市場に投入。今後も引き続き、グローバルに販売展開していく方針である。

◆バイオ界面活性剤については、主要企業のEvonikが、スロバキア工場にてバイオ界面活性剤の一種であるラムノリピッドの大規模製造工場の建設を開始。大規模生産を行うパイオニアとしてバイオ界面活性剤の製造・供給体制の強化を図り、バイオ界面活性剤製品「REWOFERM RL 100」をはじめとする製品群を提供していく。また、SOLVAYは、ソホロリピッドのバイオ界面活性剤製品「Mirasoft SL L60」及び「Mirasoft SL A60」の販売開始を発表した。今後の主力製品として拡販を行っていく方針である。バイオ界面活性剤は、現在、上市された製品が少なく、市場規模は小さい。しかし、今後は、大規模生産体制が確立され、市場規模は拡大していくと予測される。

◆当資料では、天然系合成界面活性剤とバイオ界面活性剤を「グリーン界面活性剤」と定義づけている。グリーン界面活性剤市場に焦点をあてて、各市場の概要、主要各社の主な取組み、参入企業一覧・動向、主要製品一覧、市場規模推移、今後の市場規模予測をレポートしている。

【調査期間】
2022年12月~2023年4月

目次
【調査項目(総市場編)】
1.市場概要
 1)調査対象範囲
 2)調査方法
 3)界面活性剤の比較(石油系、天然系、バイオ)
 4)イオン別界面活性剤の概要
2.市場概況
3.グリーン界面活性剤の参入企業概要
4.世界の界面活性剤の総市場規模推移
5.グリーン界面活性剤の市場規模推移
 1)地域別
 2)用途別
 3)企業別
6.界面活性剤の今後の市場規模予測
7.グリーン界面活性剤の今後の市場規模予測

【天然系合成界面活性剤(バイオベース界面活性剤)】
1.天然系合成界面活性剤の概要
2.天然系合成界面活性剤における主要各社の主な取組み
3.天然系合成界面活性剤の参入企業一覧・動向
4.天然系合成界面活性剤の主要製品一覧
5.天然系合成界面活性剤の市場規模推移
 1)地域別
 2)用途別
 3)イオン別
 4)企業別
6.天然系合成界面活性剤の今後の市場規模予測
 1)市場規模予測
 2)主要各社の今後の取組み

【バイオ界面活性剤(バイオサーファクタント)】
1.バイオ界面活性剤の概要
2.バイオ界面活性剤における主要各社の主な取組み
3.バイオ界面活性剤の参入企業一覧・動向
4.バイオ界面活性剤の主要製品一覧
5.バイオ界面活性剤の市場規模推移
 1)地域別
 2)用途別
 3)企業別
6.バイオ界面活性剤の今後の市場規模予測
 1)市場規模予測
 2)主要各社の今後の取組み

通貨換算
◆ドル/円…2019:109 2020:107 2021:109 2022:131(見込)
◆ユーロ/円…2019:122 2020:122 2021:129 2022:138(見込)

資料体裁:A4判90頁
発刊日:2023年4月24日