2021年 食系企業の乳酸菌事業戦略調査

ーコロナ禍で乳酸菌需要が再加熱!拡大を目指す各社の戦略とは?ー

商品番号 mr220210551
価格 ¥ 108,900 税込
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概要
【調査趣旨】
◆乳酸菌応用製品の市場については、消費者の間で“プロバイオティクス”や“腸内フローラ”に対する意識が高まってきていることなどを受け、市場としては拡大傾向で成長を続けてきており、2019年度の市場は前年度比0.2%増の7,452億円となった。一方で、年度別の前年度比伸長率は鈍化傾向にあり、2019年度の前年度比伸長率はここ10年でもっとも低い数値に留まった。

◆2020年度の乳酸菌応用製品の市場は、前年度比6.2%増の7,911億円となる見込み。コロナ禍における健康意識の高まりから、“免疫力向上”を訴求する商品を中心に市場は拡大することが予想される。一方で、同市場の中核を占めているヨーグルト市場に注力する企業が増えてきており、今後はヨーグルト市場のレッドオーシャン化も懸念される状況となっている。

◆このような状況下で、主要企業は①自社乳酸菌の機能研究の推進、②マイクロバイオーム研究の推進、③グローバル化の推進、④トクホや機能性表示食品の活用を目指す動きが活発化している。このうち①については、各社とも様々な機能研究を実施しており、例えば“免疫力向上”や“抗肥満”、“美容・美肌”に関する機能の研究が盛んに行われている。とりわけ、“免疫力向上”についてはコロナ禍というタイミングの良さも相俟って需要が拡大。同訴求で日本初の機能性表示食品を取得したキリンホールディングスは、新たな生活様式に適した機能を訴求できないか模索するなど、withコロナ・afterコロナを見据えた研究を行っている。

◆②についても、セルフメディケーションによる病気の予防が超高齢社会に突入している日本の課題となっており、このセルフメディケーションに資するマイクロバイオーム研究に重点的に取り組む企業が増えている。

◆当資料では乳業メーカー6社と飲料メーカー6社の計12社の乳酸菌事業における研究開発動向から応用製品展開動向のほか、その他企業も含めた乳酸菌事業の変遷状況、乳酸菌に関する研究開発動向や乳酸菌配合商品についてもレポート。参入各社にとって、今後の乳酸菌の研究開発や事業推進に資するデータを提供することを目的としている。

【調査期間】
2020年10月~2021年3月

目次
【総市場編】
1.調査概要
 1)調査背景と目的
 2)調査対象品目
 3)調査対象企業
 4)調査方法
 5)その他留意事項
2.主要企業の乳酸菌事業変遷
3.乳酸菌応用製品の市場概況と市場分析
 1)全体
 2)種類別
 3)規格別
 4)機能別
 5)ブランド別
4.乳酸菌の種類・機能
5.乳酸菌事業の研究開発体制と特許状況
 1)研究開発体制
 2)研究開発成果
 3)特許の公開状況
6.商品分析
 1)分野別
 2)企業別
 3)規格別
 4)訴求別
 5)菌種別
7.今後の展開

【個別企業編】
◆株式会社明治
◆森永乳業株式会社
◆雪印メグミルク株式会社
◆江崎グリコ株式会社
◆協同乳業株式会社
◆タカナシ乳業株式会社
◆株式会社ヤクルト本社
◆カゴメ株式会社
◆アサヒグループホールディングス株式会社
◆キリンホールディングス株式会社
◆サントリーホールディングス株式会社
◆株式会社伊藤園

―調査項目―
1.企業概要
2.乳酸菌事業の変遷
3.研究開発体制
4.乳酸菌事業における研究開発動向
 1)近年の主な研究開発成果
 2)主な特許の公開状況
5.乳酸菌応用製品の展開状況
6.乳酸菌応用製品の売上高
 1)種類別売上高
 2)規格別売上高
 3)機能別売上高
 4)ブランド別売上高
7.乳酸菌事業における今後の展開

資料体裁:A4判129頁
発刊日:2021年3月16日