2023年 健康食品の通販事業戦略調査

ー広告規制が厳しさを増す通販健食市場、次の一手とは?ー

商品番号 mr220220581
価格 ¥ 108,900 税込
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担当リサーチャーインタビュー記事掲載中!!
―リサーチャーに聞く!#46 『健康食品の通販事業戦略調査』
https://www.tpc-cop.co.jp/topics/3515/


調査概要
【調査趣旨】
◆2022年(2022年1月~2022年12月実績)の通販健康食品市場は前年比2.0%増の6,077億円となっている。2014年は消費増税前の駆け込み需要による影響でマイナスとなったが、同年を除くと市場規模は毎年増加傾向にある。

◆同市場は、2015年以降は機能性表示食品制度のスタートにより、従来よりも具体的かつ幅広い内容の機能訴求ができるようになったことが追い風となったほか、2020年からはコロナの影響で外出自粛を行うライフスタイルに変化したことから、同市場はさらに拡大している。しかし、2022年はアフィリエイトなどの広告規制が厳しくなったことなどが影響し、新規顧客の獲得に苦戦する企業が増加しており、伸長率は鈍化している。

◆そうしたなか、アフィリエイト広告などを活用していた企業では、自社でオウンドメディアを構築しブランディングを強化することで、ユーザーの獲得に努めている。例えば、サントリーウエルネスでは「グッドエイジングスクール」の取り組みに努めることで、定期顧客の定着化を図っている。また、九南サービスでは2022年8月よりコミュニティーサイトの「タマリバ」を本格的に展開しており、ユーザーと密に情報共有や交流ができる場を設けることで、ファンの拡大に注力している。

◆また、広告規制により広告表現で差別化ができなくなっていることから、既存商品の世界観を新たに作り直したり、ブランドの魅せ方を変えるなどして、リブランディングに努める企業が増加。例えば、キューサイでは今まで”青汁だけの企業”というイメージが強く、イメージと事業活動の実態にギャップがあったため、「ザ・ケール」のパッケージデザインの刷新や、2022年10月よりコーポレートブランドCM・動画広告の放映を開始するなどして、リブランディングに努めている。そのほか、アサヒ緑健では「緑効青汁」のパッケージデザインを変更したほか、2022年8月より同商品の新TVCMの放映を開始するなどしており、市場や時代の変遷に合わせてブランドイメージの一新に努めている。

◆2023年については、2022年比1.3%増の6,158億円となる見込み。新型コロナウイルスが落ち着いてきたものの、消費者の健康志向は引き続き高まっており、同市場は拡大するとみられる。しかし、最近ではアフィリエイト広告などの広告規制が厳しくなっており、新規顧客の獲得が難しくなっていることから、今後も”オウンドメディアによるコミュニケーションの強化”や”既存商品のリブランディング”などを実施し、顧客獲得に注力することが重要となる。

◆当資料では、さらなる成長と拡大を遂げる通販健康食品市場について、大手通販企業から中堅企業、新規参入企業までを徹底調査。商品展開、使用媒体、顧客サービス、SNSの活用状況などから多角的に分析するとともに、拡大する通販健康食品市場で発展に尽力する各社の今後の戦略についてレポートしている。

【調査期間】
2023年1月~2023年4月

【調査項目(総市場編)】
1.調査概要
2.通販市場の概況
3.通販健康食品市場の概況
 3-1. 通販健康食品市場への参入経緯
 3-2. 最近の主な動向
4.消費者の意識と実態
 4-1. 普段利用している購入先
 4-2. 参考にする情報源
 4-3. 利用している健康食品のメーカー
5.通販健康食品の市場分析
 5-1. 通販健康食品の市場規模
 5-2. 通販健康食品の企業別販売高
 5-3. 通販健康食品のブランド別販売高
 5-4. 通販健康食品の分野別販売高
 5-5. 通販健康食品の訴求別販売高
6.通販健康食品の顧客分析
7.通販健康食品の商品分析
 7-1. 主要企業の分野別展開状況
 7-2. 主要企業の訴求別展開状況
 7-3. 主要企業の価格帯別展開状況
 7-4. ブランド特徴
8.通販健康食品の販売方法分析
 8-1. 主な通販媒体
 8-2. 受注・発送業務
 8-3. 販売促進策
9.今後の展開
 9-1. 通販健康食品の今後の市場性
 9-2. 主要企業の今後の展開

【調査対象企業(個別企業編)】
◆株式会社ディーエイチシー
◆サントリーウエルネス株式会社
◆株式会社ファンケル
◆小林製薬株式会社
◆大正製薬株式会社
◆味の素ダイレクト株式会社
◆キューサイ株式会社
◆株式会社世田谷自然食品
◆アサヒグループ食品株式会社
◆ダイドードリンコ株式会社
◆株式会社ニコリオ
◆フジッコ株式会社
◆森下仁丹株式会社
◆ライオン株式会社
◆株式会社エバーライフ
◆株式会社ファーマフーズ
◆オルビス株式会社

【調査項目(個別企業編)】
―調査項目―
1.企業概要
2.展開ブランド
3.品目数
4.販売高
※一部異なる

資料体裁:A4判290頁
発刊日:2023年4月25日