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担当リサーチャーインタビュー記事公開中!!
―リサーチャーに聞く!#122 『2025年 全身性エリテマトーデス(SLE)のドクター調査』
https://www.tpc-cop.co.jp/topics/5661/
【調査概要】
◆当調査では、成人の全身性エリテマトーデス(SLE)患者の治療を5人以上担当している日本リウマチ学会もしくは日本腎臓学会の専門医のHPドクター30名にインタビュー調査を実施した。
◆主な調査ポイントは、LN(ループス腎炎合併)および非LN(ループス腎炎非合併)の治療実態、直近の新薬(生物学的製剤など)の処方状況、治療薬の評価、開発中の新薬のニーズとしている。
◆調査結果より、LNの寛解導入治療の第1選択で生物学的製剤を処方しているドクターは3割近くとなり、いずれも「ベリムマブ」を処方している。寛解維持治療においては、寛解導入期の治療を継続または免疫抑制剤の入れ替えなどにより、ステロイドの減量を目指すケースが目立っている。
◆一方、非LNの寛解導入治療の第1選択で生物学的製剤を処方しているドクターは4割となり、「ベリムマブ」もしくは「アニフロルマブ」を処方している。寛解維持治療においては、LN同様に、寛解導入期の治療を継続しながら、ステロイドの減量を目指すケースが多い。
◆また、直近の新薬のなかでは、「ベリムマブ」を処方されている患者が少なくなく、LNでは3割、非LNでは2割。LNでは、主にLN病型Ⅲ~Ⅳ型で、標準的治療薬でのコントロール不十分、活動性が高い症例、非LNでは、主に関節症状や皮膚症状、免疫系の異常がある症例に処方されている。なお、非LNでは、皮膚症状や関節症状が強い症例に、「ベリムマブ」が使用できないもしくはスイッチにより、「アニフロルマブ」が処方されるケースもみられる。
◆さらに、治療薬の評価では、ステロイドの減量効果については、LN、非LNのいずれも評価は高め。これ以外の主な傾向では、LNにおいて、MMFの検査値(腎機能、免疫系)に対する効果が一様に高評価。非LNにおいては、それぞれの臓器病変について、生物学的製剤の評価が高い傾向にある。
◆そして、開発中の新薬では、LNにおいて、生物学的製剤の期待が高いドクターが各製剤ともに3~5割ほど。非LNにおいて、「ウパダシチニブ」や「デュークラバシチニブ」といったJAKファミリーの阻害作用を有する経口薬の期待度が高いドクターが多くなっている。
【主な調査ポイント】
■LN(ループス腎炎合併)の治療実態(寛解導入/維持)
■非LN(ループス腎炎非合併)の治療実態(寛解導入/維持)
■直近の新薬の処方実態(LN/非LN)
■治療薬の評価(LN/非LN)
■開発中の新薬のニーズ(LN/非LN)
【調査期間】
2025年3月~4月
【調査方法】
電話インタビュー調査
調査エリア:全国
対象:成人の全身性エリテマトーデス(SLE)患者の治療を5人以上担当している
日本リウマチ学会もしくは日本腎臓学会の専門医(HP勤務医)30名
目次
■調査概要
■ドクタープロフィール
■エグゼクティブサマリー
■本調査
【分析編】
1. 担当患者プロフィール
2. LNの治療実態①ー寛解導入治療ー
3. LNの治療実態②ー寛解維持治療ー
4. 非LNの治療実態①ー寛解導入治療ー
5. 非LNの治療実態②ー寛解維持治療ー
6. 直近の新薬の処方実態①ーLNー
7. 直近の新薬の処方実態②ー非LNー
8. 治療薬の評価①ーLNー
9. 治療薬の評価②ー非LNー
10. 開発中の新薬のニーズ①ーLNー
11. 開発中の新薬のニーズ②ー非LNー
【集計編】
1. 治療を担当しているSLE患者数
2. 小児患者の診断状況
3-1. 臓器病変別患者割合
3-2. 臓器病変別/生物学的製剤処方患者割合
4. LN合併・非合併別患者割合
5-1. LN患者の状態別割合
5-2. LN患者の寛解導入治療の第1選択・第2選択
5-3. LN患者の寛解維持治療
5-4. LN患者の寛解維持治療における経口ステロイド処方状況
6-1. 非LN患者の状態別割合
6-2. 非LN患者の寛解導入治療の第1選択・第2選択
6-3. 非LN患者の寛解維持治療
6-4. 非LN患者の寛解維持治療における経口ステロイド処方状況
7. 直近の新薬の処方状況
8. LN治療における治療薬の評価
9. 非LN治療における治療薬の評価
10-1. LN治療における開発薬の期待度
10-2. LN治療における開発薬の処方対象
11-1. 非LN治療における開発薬の期待度
11-2. 非LN治療における開発薬の処方対象
【資料体裁】
A4判172頁
【発刊日】
2025年5月15日