コンシューマーレポートNo.334
ホットドリンクの飲用実態と今後のニーズ(第15弾)

―近年、“情緒を満たすリフレッシュしたい時の飲み物”として新たなニーズを獲得―

商品番号 cr110230477
価格 ¥ 462,000 税込
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【調査概要】
◆今回、10代~60代の男女624人を対象に、RTD(ペットボトルや缶入り)のホットドリンクに関するアンケート調査を実施した。なお、当調査は2009年から毎年行っており、今回で15回目の実施となる。

◆調査の結果、RTDのホットドリンクの飲用経験率はここ数年減少傾向にあり、前年比4.5pt減の60.1%となった。また、ホットドリンクを「週に1回以上」飲用する人(ヘビーユーザー)の割合は46.1%であり、この割合は2021年に約4pt増加してから3年連続で46~47%台を維持している。

◆なお、これらを性年齢層別にみると、男性若年層・中年層は毎年ホットドリンクの飲用経験率が7割台をキープしており、加えて男性中年層はヘビーユーザーの割合も毎年全体よりも高い水準を維持しているため、これらの層がRTDのホットドリンクのメインユーザーであるといえる。

◆また、経年変化をみると、RTDのホットドリンクの飲用シーンについて「甘いものが欲しい時」「疲れた時」の出現率が2020年に急増し、それ以降は以前よりも5pt以上高い出現率を維持していることから、これらのシーンは新たな飲用シーンとして確立されたと考えられる。

◆続いて、RTDのホットドリンクの飲用目的・理由については、「ほっとできるから」の出現率が増加傾向にあり、2023年は直近7年で最も高い44.0%の2位となり、トップの「体が温まるから」に迫る勢いとなった。さらに、「気分転換になるから」は2020年以降の出現率が3割台をキープしており、2019年以前よりも5pt以上高い。

◆これらの経年変化から読み取った特徴のひとつとして、ここ数年でRTDのホットドリンクは“疲れを癒やすため”や“ほっと落ち着くため”、“気分転換するため”といった情緒を満たすものとして確立しており、“リフレッシュしたい時の飲み物”として新たなニーズを獲得していることが分かった。

◆この他、当レポートではRTDのホットドリンクの種類ごとに飲用実態や購入実態、評価、今後の意向も調査。加えて、これまで実施してきた結果との時系列分析も行っているため、2023年秋以降のホット商材の商品開発やマーケティングの一助となるデータとして提案する。

【調査方法】
■WEBによるアンケート調査
■調査エリア:全国
■対象:10代(高校生以上)~60代の男女624人

【主な調査内容】
■RTDのホットドリンクの飲用実態・購入実態
■RTDのホットドリンクの評価
■RTDと他のホットドリンクの競合状況
■新型コロナウイルス感染拡大によるニーズの変化
■今後のRTDのホットドリンクに対するニーズ
■寒さに関する悩み など

【調査実査日】
2023年3月15日~3月17日

目次
■調査概要
■被験者特性
■本調査

【分析編】
1. RTDのホットドリンクの飲用経験率
2. RTDのホットドリンクのヘビーユーザー
3. 種類別の飲用経験率
4. 飲用シーンの経年変化
5. 飲用目的・理由の経年変化
6. 購入ポイントの経年変化
7. 満足点の経年変化
8. 不満点の経年変化
9. 今後の要望の経年変化
10. ヘビーユーザー分析

【集計編】
1. ホットドリンクの飲用状況(SA)
2. ホットドリンクの飲用頻度(SA)
3. ホットドリンクを飲む場所(MA)
4-1. この冬に飲んだホットドリンクの種類(MA)
4-2. 飲む機会が増えたホットドリンクの種類(MA)
4-3. 飲む機会が減ったホットドリンクの種類(MA)
5. 飲む機会が増えた理由(MA)
6. 飲む機会が減った理由(MA)
7. この冬に飲んだホットのコーヒー飲料の商品(MA)
8. この冬に飲んだホットの茶系飲料の商品(MA)
9. この冬に飲んだホットのその他飲料の商品(MA)
10. 最もよく飲んだホットドリンクの商品(SA)
11. ホットドリンクを飲んだ時間帯(SA)
12. ホットドリンクの飲用シーン(MA)
13. ホットドリンクの飲用目的・理由(MA)
14. ホットドリンクの購入先(SA)
15. ホットドリンクの内容量(SA)
16. ホットドリンクの内容量の満足度(SA)
17. ホットドリンクの容器(SA)
18. ホットドリンクと一緒に購入する食品(MA)
19. ホットドリンクの購入ポイント(MA)
20. ホットドリンクの気に入っている点(MA)
21. ホットドリンクの不満点(MA)
22. ホットドリンクの購入機会の増減(SA)
23. ホットドリンクの購入機会が増えた理由(MA)
24. ホットドリンクの購入機会が減った理由(MA)
25. RTD以外のホットドリンクの飲用状況(SA)
26. この冬に飲んだRTD以外のホットドリンクの種類(MA)
27. RTD以外のホットドリンクの飲用目的・理由(MA)
28. RTDのホットドリンクの優位性(MA)
29. 新型コロナウイルスで変化したこと(MA)
30-1. コロナ禍で購入機会が増えた場所(MA)
30-2. コロナ禍で購入機会が減った場所(MA)
31. コロナ禍で購入機会が増えた理由(MA)
32. コロナ禍で購入機会が減った理由(MA)
33. コロナ禍で意識するようになったこと(MA)
34. 今後のホットドリンクの飲用意向(SA)
35-1. 今後飲みたいホットドリンクの種類(MA)
35-2. 商品を充実させてほしいホットドリンクの種類(MA)
36. ホットドリンクの品揃え強化を望むチャネル(SA)
37. 今後購入したいホットドリンクの容器(SA)
38. 最も購入したい容器に選んだ理由(MA)
39. 今後ホットドリンクを飲みたいと思うシーン(MA)
40. ホットドリンクの容器・容量別上限価格(SA)
41. ホットドリンクを飲みたくない理由(MA)
42. 今後ホットドリンクに望むこと(MA)
43. ホットドリンクの改良点・今後希望する商品(FA)
44. 電子レンジ対応のペットボトルについて(SA)
45. 現在抱えている寒さに対する悩み(MA)
46. 普段仕事をしている場所(SA)
47. 冬に仕事をする際に寒さを感じること(SA)

体裁:データ(レポート本文のPPT、PDF、Excelデータを収録)
1)本文PDF 2)本文パワーポイント
3)データ編(基本クロス集計・単純集計・ローデータ・調査票・FA)

発刊日:2023年4月28日