コンシューマーレポートNo.364
2024年 認知症予防の実態と商品ニーズ(第3弾)

-「睡眠」×「認知機能」の意識がアップ!-

商品番号 cr220250508
価格 ¥ 462,000 税込
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【調査概要】
◆今回、認知症予防の実態と商品ニーズを明らかにすべく、50~70代の男女930人(現在、または将来的に「認知・記憶力の低下」(物忘れ・うっかりミス)が気になっており、現在「脳に良いとされるサプリメントや健康食品」をとっている人)を対象にアンケート調査を行った。なお、当調査は2020年、2022年に続き、今回で第三回目の調査となる。

◆調査の結果、認知機能の低下を感じる主な症状として「人や物の名前が出てこない」「漢字を忘れる」「以前のように頭が回らないと感じる」が上位に挙がった。低下の原因については、「加齢」が91.1%と最も多かったが、年代別にみると50代・60代では「脳のトレーニング不足」「ストレス」「運動不足」「脳の疲れ」が、70代では「人との会話が少ないこと」が影響していると考える人が多かった。

◆現在、認知機能の低下を防ぐために行っている対策(サプリメント・健康食品以外)では、「適度な運動」「脳トレ」「十分な睡眠」が上位を占めた。また、一般の食品・飲料を活用する人は約8割にのぼり、特に「青魚類」を意識的に摂取する人が49.3%と最も多かった。

◆対策商品の摂取状況をみると、「DHA(DHC)」の摂取率が28.1%となり、前回調査より5.8ポイント増加。順位も2位から1位へと上昇した。さらに、現在摂取率のトップ15には食品・飲料タイプの商品が6ブランドランクインし、調査を重ねるごとに剤型の多様化が進んでいることが明らかになった。

◆2020年からのデータを時系列で分析すると、①「ユーザーの変化」と②「睡眠×認知機能の意識の高まり」が確認できた。①「ユーザーの変化」としては、未婚率・両親との同居率・有職率の上昇に加え、認知症予測テストにおける「要注意」「病的」判定者の増加が見られた。また、②「睡眠×認知機能の意識の高まり」では、「認知機能の低下の原因」や「将来、認知症になるかもしれないと思う理由」に「睡眠不足」を挙げる人が増加していたほか、睡眠の質を高める成分として知られる「GABA」が、脳に良い影響を与える成分としても認知され、摂取率が上昇していることがわかった。

◆今後の対策意向については、「認知症は予防が肝心」と考える人が8割以上に達した。また、関心のある関連用語では、認知症の前段階である「軽度認知障害(MCI)」が最多となり、ユーザーの予防に対する意識の高さがうかがえる結果となった。

◆当調査では50~70代男女の認知機能の低下の実態や、認知機能対策の実態、対策商品の摂取状況などを調査。性別、年代別に加えて、「ウォーリー」「インアクティブ」「アクティブ」「ビジネス」「マネジメント」「ナチュラル」の6クラスターでも分析し、認知症予防における消費者のニーズを明らかにしている。

【主な調査内容】
■認知機能の低下の実態
■認知機能対策の実態
■対策商品の認知度・摂取状況
■認知症に対する考え方
■コロナ禍による影響
■今後の対策意向

【調査方法】
WEBによるアンケート調査
調査エリア:全国
対象:現在、または将来的に「認知・記憶力の低下」(物忘れ・うっかりミス)が気になっており、現在「脳に良いとされるサプリメントや健康食品」をとっている人(50~70代男女10,000人から抽出)
※今回の調査では、事前調査の結果を基にしたウエイトバック集計を行っているため、 N数や出現率に誤差が生じている。

【調査実施日】
2024年12月19~23日

目次
■調査概要
■被験者特性
■事前調査
■本調査

【分析編】
1. 認知機能の低下の実態
2. 認知機能の低下の深刻度
3. 認知機能対策の実態①(きっかけ・目的)
4. 認知機能対策の実態②(サプリメント・健康食品以外の対策)
5. 脳機能対策商品の現在摂取率ランキング
6. 脳機能対策商品のトライアル・リピートへの移行率
7. 脳機能対策商品の選択理由
8. 剤型別の摂取状況
参考:剤型別のユーザー特性
9. 剤型別の商品選択理由
10-1. 2020年からの変化:ユーザーの変化
10-2. 2020年からの変化:睡眠×認知機能の高まり①
10-3. 2020年からの変化:睡眠×認知機能の高まり②
参考:コロナ禍による影響
11. 今後の対策意向
12. 今後の商品像
13-1. 認知機能対策ユーザーのクラスター
13-2. クラスターの変遷
14-1. クラスター別分析:ウォーリータイプ
14-2. クラスター別分析:インアクティブタイプ
14-3. クラスター別分析:アクティブタイプ
14-4. クラスター別分析:ビジネスタイプ
14-5. クラスター別分析:マネジメントタイプ
14-6. クラスター別分析:ナチュラルタイプ

【集計編】
1. 認知機能の低下を感じる症状(MA)
2-1. 日常生活への影響度(SA)
2-2. 精神面への影響度(SA)
3-1. 認知機能の低下が気になり始めた年齢(SA)
3-2. 認知機能の低下に対する対策を始めた年齢(SA)
4-1. 認知機能の低下の原因(MA)
4-2. 認知機能の低下の最大の原因(SA)
5. 自分が認知症を発症する可能性(SA)
6. 認知症を発症する可能性があると思う理由(MA)
7. 認知症を発症する可能性がないと思う理由(MA)
8. コロナ禍による生活習慣の変化(SA)
9. コロナ禍による生活習慣の影響(MA)
10. 認知機能対策を行うようになったきっかけ(MA)
11. 認知機能対策として健康食品を摂ろうと思った理由(MA)
12. 認知機能対策を行う理由・目的(MA)
13-1. 知っている成分(MA)
13-2. 脳に効果があると思う成分(MA)
13-3. 脳のために意識的に摂取している成分(MA)
14-1. 知っている商品(MA)
14-2. 摂取したことがある商品(MA)
14-3. 現在摂取している商品(MA)
14-4. 現在メインで摂取している商品(SA)
15. 脳に良い健康食品の摂取期間(SA)
16. 脳に良い健康食品の摂取をやめた理由(MA)
17. 脳に良い健康食品の選択理由(MA)
18. 脳に良い健康食品を摂取するタイミング(MA)
19. 脳に良い健康食品の効果実感度(SA)
20. 商品の摂取以外で効果を実感した対策(MA)
21. 脳に良い健康食品で実感した効果(MA)
22. 効果を実感するまでにかかった期間(SA)
23. 効果実感がないのに継続する理由(MA)
24. 脳に良い健康食品を知ったきっかけ(MA)
25. 脳に良い健康食品の購入先(MA)
26-1. 健康食品に費やす1ヶ月あたりの金額(SA)
26-2. 脳に良い健康食品に費やす1ヶ月あたりの金額(SA)
27-1. 脳に効果があると思う食品・飲料(MA)
27-2. 脳のために意識的に摂取している食品・飲料(MA)
28-1. 認知症になる原因(MA)
28-2. 認知症になる最大の原因(SA)
29. 脳以外の器官の衰えが認知症に影響するか(SA)
30. 脳の衰えを改善・維持できると思う対策(SA)
31. 認知症に対する考え方(SA)
32-1. 知っている用語(MA)
32-2. 関心のある用語(MA)
33. 今後行いたい認知機能対策(MA)
34. 今後摂取したい脳に良い健康食品の剤型(MA)
35-1. 脳に良い健康食品に期待する効果(MA)
35-2. 脳に良い健康食品に最も期待する効果(SA)
36-1. 魅力を感じるワード(MA)
36-2. 最も魅力を感じるワード(SA)
37. 魅力を感じるヘルスクレーム(MA)
38-1. 魅力を感じるWヘルスクレーム(SA)
38-2. 最も魅力を感じるWヘルスクレーム(MA)
39. 現在摂取しているサプリメント以外の健康食品(MA)
40. 現在摂取しているサプリメント(MA)
41. 普段行っている運動・スポーツ(MA)
42. 同居家族(MA)
43. 価値観・ライフスタイル(SA)

【資料体裁】
A4判128頁

【発刊日】
2025年1月30日