2021年 製パン・製菓原材料の市場分析調査

―コロナ禍に対応した商品提案・販促活動が進む―

商品番号 mr110210554
価格 ¥ 108,900 税込
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調査趣旨
◆2020年度の製パン・製菓原材料市場は前年度比5.3%減の9,891億円。同年度は、新型コロナウイルスの感染拡大により不要不急の外出自粛を求められ、また店舗においては時短営業・営業自粛を余儀なくされた。このことにより、パン・菓子市場は伸び悩み、製パン・製菓原材料市場は全般に低迷する結果となった。

◆用途別の動向をみると、製パン用は同5.5%減の5,598億円。パン市場は、テレワークの普及などにより朝食需要が拡大し、家庭用の食事パン(食パンなど)が需要増となる一方、菓子パンや惣菜パン、サンドイッチ、外食向けのパンなどは需要が減少。こうした状況から製パン用の原材料はトータルでダウン推移となった。製菓用は、同5.0%減の4,293億円で推移した。インバウンド需要の消失、緊急事態宣言による外出自粛の影響で、土産菓子向けが大幅にダウン。また、外食向けのデザート用途が大幅減となった。ただし、在宅時間が増えたことにより巣ごもり需要が増加していることから、特に郊外の洋菓子店やCVSのデザート向けは堅調に推移した。

◆こうした中で、製パン・製菓原材料メーカー各社は業界の人手不足、技術不足といった課題を解決するために、より「機能性」を強化した商品の開発を推進。また、 「健康訴求商品」の新たな動きとして、2020年より「プラントベースフード(PBF)」の製パン・製菓原材料が登場している。PBFは、健康志向に対応しているだけでなく、“持続可能な食生活”に寄与する食品としても注目を集めている。製パン・製菓原材料においては、パン・菓子のPBF化に対応可能な商品として、不二製油やミヨシ油脂、ADEKAといった油脂メーカーが商品を展開している。

◆販促面では、コロナ禍において対面での商談・プロモーションが難しくなっていることから、オンラインを利用した販促活動を強化する傾向がみられる。ミヨシ油脂、月島食品工業は、製パン・製菓原材料の販促webサイトを立ち上げ、オンラインでもユーザーに最適な用途提案を行える仕組みを構築している。またチャネルとしては、従来の主力販路に加え、テイクアウト・デリバリー市場や冷凍ケーキを展開する製菓メーカーなど、コロナ禍で伸長しているチャネルへの提案が進められている。

◆当資料では、こうした動向を踏まえ、製パン・製菓原材料の市場について調査・分析。各カテゴリーについて種類別で市場規模、メーカー別シェアを把握するとともに、メーカー各社の商品展開状況、商品戦略・販売戦略も明らかにしている。また、コロナ禍における当該市場のトレンドについてもまとめている。

【調査期間】
2021年1月~2021年5月

目次
【市場編】
1.調査概要
2.パン・菓子の市場概況
3.製パン・製菓原材料の市場分析
4.製パン・製菓原材料市場のメーカー別シェア
5.製パン・製菓原材料の商品戦略
6.製パン・製菓原材料の販売戦略
7.製パン・製菓原材料の市場予測
• TOPIC①:製パン・製菓原材料のプラントベースフード
• TOPIC②:コロナ禍におけるオンラインを活用した販売方法

【調査対象企業】
◆株式会社カネカ
◆不二製油株式会社
◆株式会社ADEKA
◆ミヨシ油脂株式会社
◆株式会社日清製粉グループ本社
◆株式会社ニップン
◆昭和産業株式会社
◆三菱商事ライフサイエンス株式会社
◆雪印メグミルク株式会社
◆株式会社明治
◆森永乳業株式会社

<その他の注目企業>
◆月島食品工業株式会社
◆中沢乳業株式会社
◆リボン食品株式会社

【調査項目(個別企業編)】
1.商品分析
2.販売高
3.今後の事業展開

資料体裁:A4判115頁
発刊日:2021年6月8日

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