急成長する食品市場！現地動向と今後の市場性を探る
2012年　マレーシア・インドネシアの食品市場

概要
◆マレーシア・インドネシアの食品市場は、(1)食の洋風化・多様化、(2)所得水準向上による消費意欲の高まり、(3)スーパーマーケット・ハイパーマーケット・ミニマート・ＣＶＳの出店拡大、(4)ファーストフード、レストラン、カフェの急速な広がりを背景に持続的な成長が続いている。さらに、今後は、現状未発達であるコールドチェーン配送の整備等が進むことで、さらに食品の多様化が期待できる。このため、現地企業やグローバル企業では、業務用食材、調味料、パン・麺・菓子、加工食品、食品原料、冷凍・チルド食品等で市場成長を見込み、現地生産・供給体制の拡大を盛んに行っている。

◆一方で、参入の際には、(1)販売ターゲット（イスラム需要を取り込むためのハラル認証）、(2)原材料調達力・調達先の確保、(3)流通・販売ルートの確立、(4)現地企業・外資系企業との価格競争力やブランド力の確立が課題として挙げられる。特に、現地企業や外資系企業は、こうした点で強みを発揮し、高い市場シェアを誇るケースが目立っている。このため、日系企業では、現地嗜好に対応した商品開発、現地生産・調達・流通ルートの確立で事業の現地化を進めるとともに、価格競争力やブランド力の確立、他社との差別化戦略、周辺諸国への販路開拓など、きめ細かなマーケティング戦略が求められている。

◆当資料は、グローバル企業や現地企業の戦略、日系企業の事業展開、現地流通構造、小売・外食産業の動向、食品輸出動向等を通して、両国への新規参入や事業拡大に向けたマーケティング活動に資するレポートとなっている。

目次
調査概要

【集計・分析編】
　１．調査概況
　２．マレーシア・インドネシアの食品輸出入動向
　３．マレーシア・インドネシアの食品産業の特徴
　　１）食品産業
　　２）食品市場の成長背景
　　３）食品流通の特徴
　４．日系企業の進出状況
　　１）主要参入企業の特徴
　　２）販売ルート
　５．今後の市場性＜有望食品とその背景・参入課題＞

【マレーシア編】
　１．マレーシアの概況
　２．経済・貿易動向
　　１）経済動向
　　２）輸出入動向
　　　(1)貿易関係
　　　(2)対日貿易
　　　(3)輸入高推移
　　　(4)輸出高推移
　３．食品産業と食文化
　　１）食品産業の特徴
　　２）食文化
　４．食品市場動向
　　１）食品生産規模推移
　　２）品目別生産規模推移
　　３）食品輸出入動向
　　　(1)カテゴリー別輸入高推移
　　　(2)カテゴリー別輸出高推移
　５．品目別動向
　　１）肉類・肉加工品
　　２）魚介類・水産加工品
　　３）穀類・穀類加工品
　　４）酪農製品・鶏卵
　　５）野菜・果物類
　　６）コーヒー・ココア類
　　７）その他食品
　６．現地企業の売上高分析
　７．主な日系食品企業の進出状況
　　１）主要品目・参入形態・売上高
　　２）販売ルート
　８．現地企業・外資系企業の動向（2011年～）
　９．現地企業の販売展開
　　１）現地流通構造
　　２）小売企業・外食企業の動向
　　３）現地企業の主要販売ルート
　　４）現地企業の輸出先
　１０．今後の市場性と参入における課題

【インドネシア編】
　１．インドネシアの概況
　２．経済・貿易動向
　　１）経済動向
　　２）輸出入動向
　　　(1)貿易関係
　　　(2)対日貿易
　３．食品産業と食文化
　　１）食品産業の特徴
　　２）食文化
　４．食品市場動向
　　１）食品輸出入動向
　　　(1)カテゴリー別輸入高推移
　　　(2)カテゴリー別輸出高推移
　５．品目別動向
　　１）肉類
　　２）魚類
　　３）酪農製品
　　４）青果・農産品
　　５）コーヒー豆類・茶類・香辛料類
　　６）穀類
　　７）油脂類
　　８）肉加工品
　　９）糖類・糖菓
　　１０）ココア豆・加工品
　　１１）小麦加工品（パン・麺・菓子類）
　　１２）農産加工品
　　１３）飲料・調味料類・食品原料
　６．現地企業の売上高分析
　７．主な日系食品企業の進出状況
　　１）主要品目・参入形態・売上高
　　２）販売ルート
　８．現地企業・外資系企業の動向（2011年～）
　９．現地企業の販売展開
　　１）現地流通構造
　　２）小売企業・外食企業の動向
　　３）現地企業の主要販売ルート
　１０．主要企業の事業戦略
　１１．今後の市場性と参入における課題

《対象企業例》
　●ＩNDOFOOD SUKSES MAKMUR TBK PT
　●NESTLE INDONESIA PT
　●UNILEVER INDONESIA TBK PT
　●PT NIPPON INDOSARI CORPINDO etc

資料体裁：Ａ４判　98頁
発 刊 日：2011年12月1日