2020年 ロングライフ惣菜の市場分析調査
―コロナショックで停滞する中食市場 “家事疲れ”で簡便性ニーズが再評価―
商品番号
mr110210545
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概要
【調査趣旨】
◆2019年度の日本国内におけるロングライフ惣菜市場は、前年度比4.2%増の2,473億5,000万円となった。同市場は単身世帯や共働き世帯の増加を受けて成長を続けており、調理の簡便性や即食性を追求することでこれらのターゲットに広く浸透している。そのメニューに関しても電子レンジ対応のスタンド型パウチやトレーが登場したことで多様化し、サラダチキンや高品質ハンバーグなど、様々なニーズに対応する商品が登場した。
◆2019年度は、年度後半に消費税率が変更されたことで外食からニーズが流出することとなり、プレミアムラインの商品がこれらのユーザーを取り込んで拡大している。特にCVSでは居酒屋メニューをロングライフ惣菜としてラインアップし、家飲みニーズを深掘り。これによって、ミドル層のユーザーを獲得することに成功した。
◆また、各社が人口のボリュームゾーンであるシニア層に向けた商品拡充を進めており、フジッコの「おかず畑 おばんざい小鉢」、日本ハムの「Bistro Museum」など、高齢者の夫婦世帯に向けた新商品が発売されている。さらに、健康志向の商品として大豆ミートやサラダフィッシュなどの新しいカテゴリーの商品投入も続いており、企業間の差別化が進むこととなった。
◆しかし、2020年度に発生した新型コロナウイルス感染症は、ユーザーのライフスタイルを大きく変化させ、ロングライフ惣菜市場にも影響を与えている。まず、自宅待機やテレワークなど、在宅の時間が増加することで家庭内調理の機会が拡大。これによって生鮮食品のニーズが一時的に増加することとなり、年度前半はCVSやスーパーで中食のニーズが大きく減衰することとなった。
◆その一方で、年度後半からは、自宅待機が長期化することで家庭内における家事や育児などに対するストレスが増加。これを受けて、調理時間の短縮に繋がるロングライフ惣菜のニーズが徐々に回復しつつある。特にトレーで展開されている骨取り済みの魚惣菜は、健康に対する関心が増加したことで利用数を増やし、単身世帯からファミリーまで様々な世帯で消費されるようになった。また、惣菜メーカーでは自社の商品を使用したアレンジレシピなどを積極的に発信し、新しい利用シーンを提示することでニーズの深掘りを図っている。
◆当資料は急速に変容するロングライフ惣菜市場において、参入企業の商品政策や販促活動などの取り組み、市場規模などを分析。これによって今後の市場性やニーズの動向を明らかにし、商品開発や販促活動の一助となるデータとして提案する。
【調査対象】
店販・通販問わず市販されているチルド・常温の惣菜で賞味期限が1週間以上のものについて調査を行い、下記の21種類について分析を行った
(※日配惣菜を除く)
◆野菜煮物
◆煮豆
◆焼魚・煮魚
◆豚角煮
◆焼き鳥
◆和風汁物
◆和風その他(肉惣菜)
◆和風その他(魚惣菜)
◆和風その他(野菜・豆腐・卵)
◆ハンバーグ
◆ミートボール
◆サラダ
◆カレー類
◆サラダチキン
◆洋風スープ
◆洋風その他(肉惣菜)
◆洋風その他(魚惣菜)
◆洋風その他(野菜・卵)
◆中華惣菜
◆韓国惣菜
◆アジアスープ
【調査期間】
2020年8月~9月
目次
【調査概要】
【ロングライフ惣菜】
1.調査概要
1)調査目的
2)調査対象
3)調査方法と留意点
2.主要企業の参入状況
1)業種別参入状況
2)主要企業の展開状況
3)主要企業の参入動向
3.品目分析
1)分野別品目数
2)種類別品目数
3)容器別品目数
4)主要企業の品目数と種類別構成比
4.商品分析
1)分野別×種類別
2)容器別×種類別
3)ターゲット別
5.主要企業の販売戦略
1)主要企業の商品政策
2)主要企業の販促活動
6.市場分析
1)全体
2)種類別売上高
3)容器別売上高
4)企業別売上高
5)種類別×企業別売上高
6)今後の市場規模推移
7.ロングライフ惣菜の長期展望
8.商品一覧(新商品)
資料体裁:A4判107頁
発刊日:2020年10月26日