2021年 中国の健康食品市場
―複雑化する環境に対し、販売チャネル選定がカギに―
商品番号
mr220210568
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調査概要
【調査趣旨】
◆2021年度の中国国内における健康食品市場は、前年度比10.4%減の1,783億元となった。このうち、内資系企業の売上が全体の約8割を占める1,425億元、外資系企業の売上が358億元となっている。同年度はコロナ禍の影響によって内資・外資系企業ともに販売活動に支障をきたしており、都市部のロックダウンや生産工場の停止、物流の混乱などによって上半期の売上が減少した。通年ではECなどのオンラインチャネルが活性化したものの、最も大きな市場であるダイレクトセリングが伸び悩み、各企業とも大幅なマイナス推移となっている。
◆原料や効能の面からみると、日本と同じく免疫に関するニーズが拡大しており、ビタミン剤などの免疫賦活効果を訴求した商品の拡販が進んでいる。代表的なヘルスケア企業である無限極(中国)では漢方系の原料を活用した商品が注目を集め、マイナストレンドの中で減収を抑える方向に働いた。一方で、従来ニーズの高かったメタボ予防や認知機能、美容関連の効能を有した商品は免疫ニーズにユーザーを奪われる形で大幅なマイナス推移となっている。特に、DHA/EPAを使用した商品の売上は前年度比22.3%減の90.5億元の規模まで後退した。
◆このような状況において、参入各社では販売チャネルを対面からデジタルにスイッチさせる方向に動いており、ECを中心とした国内通販市場が大きく成長している。企業としては湯臣倍健のようにECへの注力度を増している小売企業のほか、これまでダイレクトセリングを中心としていたAmwayやHerbalife、無限極(中国)などの大手もIoTを活用した通販や沿革セミナーに注力。これによって通販市場は前年度比6.9%増の249.5億元の規模まで成長した。一方、こうした体制を整備することが難しい中小企業では、多様化するECプラットフォームを活用し、客層に合わせたライブコマースやSNSによる情報発信を強化する方向にある。
◆当レポートでは変容する中国の健康食品市場を企業、制度、原料、効能、販売チャネルなどの側面から捉え、最新の動向と今後の市場展望を予測する。同市場においてどのようにアプローチが成果を挙げているのか、各アプローチにおいてどのようなメリット・デメリットが存在するのかを明らかにし、今後の市場参入や現地での販売戦略に活用できるデータを提供する。
【調査期間】
2021年7月~2021年10月
目次
【調査項目】
1.調査概要
1 調査目的
2 調査方法
2.健康食品の定義
3.健康食品市場の概況
1 基本情報
2 国民の健康意識と実態
4.各企業の参入動向
1 内資系企業
2 日系企業
3 外資系企業
5.商品分析
1 全体の品目数
2 効能別品目数
3 成分・素材別品目数
4 企業別品目数
5 主要企業の商品構成
6.売上分析
1 全体
2 企業別売上高
7.各販売チャネルの状況
1 チャネル別概況
2 外資系企業の参入形態
8.今後の展望
1 今後の中国市場の動向
2 今後の市場規模予測
3 今後の日系企業の動向
9.各社の主要商品一覧
【調査対象企業(一部抜粋)】
<内資系企業>
湯臣倍健 無限極(中国) 完美(中国) 新時代健康産業 健合国際 など
<外資系企業>
Nestle Amway Herbalife Blackmores Jamieson Laboratories など
<日系企業>
ファンケル 大塚不ホールディングス オルビス ファイン ユーグレナ など
資料体裁:A4判155頁
発刊日:2021年10月15日