ドクター調査シリーズNo.55
2025年 重症筋無力症(MG)のドクター調査
―全身型・眼筋型の治療実態および評価、分子標的薬の製品別処方状況と処方意向、開発中新薬のニーズを調査―

商品番号 dr310230121
価格 ¥ 990,000 税込
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【調査概要】
◆当調査では、成人の重症筋無力症患者の治療を3人以上担当している日本神経学会の神経内科専門医のHPドクター30名にインタビュー調査を実施した。

◆主な調査ポイントは、全身型・眼筋型の治療実態、分子標的薬の処方状況と処方意向、各治療の評価、治療上の問題点、開発中の新薬のニーズとしている。

◆調査結果より、ドクターが治療を担当している重症筋無力症患者のうち、7割ほどがminimal manifestations(MM)or better(完全寛解/薬理学的寛解、軽微症状)を達成していることがわかった。

◆また、全身型の第1選択治療では、内服治療に加え、半数のドクターがEFTに含まれる治療(免疫グロブリン療法、血液浄化療法、ステロイドパルス療法)を行っており、第2選択治療ではほとんどのドクターがEFTに含まれる治療もしくは分子標的薬による治療を行っている。さらに、眼筋型の治療では、抗コリンエステラーゼ薬による治療が中心に行われているが、ステロイドパルス療法を第1選択で行うドクターも少なくない。

◆なお、分子標的薬による治療を行っているのは、全身型患者の4割であり、このうち十分な効果がみられているのは8割強と大多数を占める。製品では、FcRn阻害薬の「ヒフデュラ」、補体C5阻害薬の「ユルトミリス」を処方されている患者が多い。

◆このほか、分子標的薬においては、効果の高さや速効性の評価はいずれの製品でも高いが、費用対効果は低い。また、効果の持続性は補体C5阻害薬、安全性の高さはFcRn阻害薬でそれぞれ評価が高い結果がみられている。

【主な調査ポイント】
■全身型MGの治療実態
■分子標的薬の処方状況・処方意向
■眼筋型MGの治療実態
■各治療の評価
■治療上の問題点
■開発中の新薬のニーズ

【調査期間】
2024年9月~12月

【調査方法】
・電話インタビュー調査
・調査エリア:全国
・対象:成人の重症筋無力症患者の治療を3人以上担当している日本神経学会の神経内科専門医(HP勤務医)30名

目次
■調査概要
■ドクタープロフィール
■エグゼクティブサマリー
■本調査

【分析編】
1. 担当患者プロフィール/受診頻度
2. 全身型の治療実態①ー第1選択・第2選択ー
3. 全身型の治療実態②ー分子標的薬の処方状況ー
4. 全身型の治療実態③ー分子標的薬の処方意向ー
5. 眼筋型の治療実態ー第1選択・第2選択ー
6. 各治療の評価
7. 開発中の新薬のニーズ

【集計編】
1. 治療を担当している成人の重症筋無力症患者数
2. 状態別患者割合
3. 重症度別患者割合
4. タイプ別患者割合
5. サブタイプ別患者割合
6. 指示している受診頻度
7-1. 全身型の第1選択治療
7-2. 全身型の第2選択治療
7-3. 全身型で第1選択治療から第2選択治療に切り替える理由
8-1. 分子標的薬の使用状況
8-2. 分子標的薬による治療を行っていない理由
8-3. 分子標的薬の製品別処方意向
9-1. 眼筋型の第1選択治療
9-2. 眼筋型の第2選択治療
9-3. 眼筋型で第1選択治療から第2選択治療に切り替える理由
10. 治療別評価
11. 治療の問題点
12ー1. 開発中の新薬の期待度
12ー2. 開発中の新薬の処方対象となる患者割合

【資料体裁】
A4判123頁

【発刊日】
2025年1月14日